資産運用における「複利」について今日は考えたいと思います。
「なんとなく」しか理解していなかったアナタ!絶対知っておかないと損する内容ですよ~w
かの「相対性理論」で有名なアインシュタインがこう言ってます。
「人類でもっとも偉大な発見は複利だ!」
そして彼自身複利の仕組みについて研究を重ね、「72の法則」というのを発見しています。
この法則というのは、
「元金が2倍になるまでの年数は、72を利率で割ればよい」という簡単なものです。
具体的に言うと、年利が3%なら、72÷3=24年。年利が18%なら、72÷18で4年ということになります。
この「72の法則」は、日常生活でも非常に役に立つので覚えておいて損はないです!
「低金利で今が借り入れのチャンス!」・・・でもたったの3%でも24年経つと2倍になるわけです。
「消費者金融の利率は以前より低くなりました!」・・・仮に18%ならたったの4年で2倍になる利率です。
住宅ローン、マイカーローン、教育ローン、事業資金借入、カード、リボ払い、消費者金融、最近はドライブスルーなんてのもありますね。・・・金利を見たら、まずこの「72の法則」を思い出して見てください。「単利」と「複利」では大きく実利が異なるということをまず知っておかねばなりません。
もちろん必要な時にはお金を借りる必要がありますが、「72を利率で割って、何年で2倍になるか?」を知っておくだけでお金を借りる時の認識が全然違ってくると思います。こういう金利の仕組みは、義務教育で教える必要があると思いますけどね~(※アメリカでは小学校で教えるそうです!)。みんな漠然としか理解してないから、簡単に借金を重ね、自己破産に追い込まれたりするわけですよ。カード破産なんてその典型ですね。「金利を払っている」という認識すらないのかもしれません。
学校で教えてくれないから、自分で知る必要があります。「無知は罪」です。「知らない」ということはそれだけで大損なのです。
◆投資における複利の実用性
投資の世界で、もし「リスクゼロで年利10%」という商品があれば、み~んなわれ先に!と、この商品に投資するでしょう。
仮に1000万円をこの商品に投資したとしましょう。一年目は1100万円になりますね。じゃあ10年目にはいくらになると思います?2000万じゃありませんよ~2593万円です。そして20年後にはいくらになると思います?なんと6727万円です。
しかし現実的には、リスクゼロで年利10%なんて商品は有り得ません。
そんな美味しい話は怪しいってことです。まずは、この事を重々念頭においておきましょう。
◆投資は自己責任!
先日も「安愚楽牧場」(黒毛和牛委託オーナー制度、年利4~8%+α)の破綻がニュースになりましたね。被害者は7万人を超えるそうで・・・その
被害総額は5000億円!以上とも言われています。豊田商事事件の被害額が2000億円だったのでその倍以上・・・!
1人あたりの投資額平均は500万円とも言われており・・・勧誘には詐欺的要素(これだけ規模が大きくなると意図的・計画的なものがあったような気がしますねぇ)も多分にあったということなので、被害にあった方の怒りは天に届く程でしょう。心情は分かりますし同情もします。→
安愚楽牧場:「何もかも失った」「悔しい」出資オーナー
しかし!
投資は自己責任!
そうではありませんか?そもそもが、「和牛委託オーナー制度」というハイリスクハイリターンな商品なわけだから、「破綻」という未来図を想定して投資しなければならなかったはずです。とは言っても、地域のJAなんかでもこの商品を紹介していたみたいですし、20年以上の経営実績があったから、被害者からすれば「そんなバカな!」という思いでしょう。こんなブログもありました。→
サラリーマンの蓄財日記~間違いなく億万長者になれる~
「騙される方」より「騙す方」が悪い!
当然至極のことです。人を騙すと罪に問われます。
でも・・・泣きをみるのは決まって「騙される方」です。
仮に、今回の事件で「安愚楽牧場」側に有罪判決が下ったとしても、経営者が死刑になるなんてことは有り得ませんし無期懲役なんて酷刑にもなりません。民事ですからね。ただし・・・よくあることですが裁判の前なら死人が出るかもしれませんね。そして無い袖は振れないので、出資金が全額戻ってくることもありません。まさしく泣き寝入りです。
騙されない為には、まず「知ること」。「知る」努力をせずに騙されたとしても、認識が甘いとしかいい様がありません。自己防衛の為の努力です。
命の次に大切なお金を投資するわけですからね。本来、受験勉強するくらいの気持ちで知る努力をするべきでしょう。
「何故、安愚楽牧場は出資者を募るのか?」「金融機関はこの利率でも貸さないってこと?」「これは投資というより無担保の貸付?」「リスクを考えるとこの利率でも低い?」ちょっとでも疑問を持てば、回避できる投資だったのではないでしょうか?騙す方から言わせると「俺は大丈夫。騙されたりなんかしない」という人の方が騙しやすいそうですよ。投資に全く興味の無い人は最初から騙される対象になりませんからね。今回の被害者7万人の中にはそういった方もたくさんいたのではないでしょうか。
なんだかFXからドンドン話がずれていきますね。そうそう複利の話をしていたんですよ。
この場合「安愚楽牧場」は出資金に対して利息を払っていかないといけないわけです。「複利」で。これがどれだけリスクのある状態か?計算したくもありませんが、集めたお金は約4300億円・・・おおコワッ。「複利」のことを知らないと想像すら出来ず・・・単純に自分の配当金を計算してニヤニヤするハメになるわけです。これは当然「安愚楽牧場」に限ったことではありません。これまで幾多の投資商品被害があったでしょうか・・・?
すみません。なんだか話が長くなってきたので、本題の「FX自動売買における複利の実用性」については明日にしたいと思います。⇒
FX自動売買における複利運用の実用性について。その2「資金管理」
2011年11月13日、三井住友VISA太平洋マスターズ最終日、石川遼選手のホールインワン!スゴイ!
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次のページ(FX自動売買における複利運用の実用性について。その2)
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2011-11-15 14:26
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