日本の失業率は現在4.3％・・・なんでこんなに低いのでしょう？
私の地元のハローワークはたくさんの人で溢れてますが・・・
というわけでちょっと失業率について調べてみました。
こんにちは。ブログ管理人のasajiroです。
なんで、日本の失業率はこんなに低いのか？
いくらなんでも欧州と差があり過ぎると思いませんか？
これを見ると、欧州の失業率はやはり高いですね。
ドイツは5％台の低水準ですが、英国は7.8％、フランスは9.9％、イタリアは11.2％。
若者の失業率はもっと高く、スペインやギリシャでは40～50％だとか・・・。
あと、グラフを見ると
アメリカがココ数年で改善されているのと、韓国の失業率の低さが目立ちますね。
さて、
日本の2013年2月の失業率は4.3％。
しかし、これって本当なのでしょうか？
ハローワークのスタッフって無駄に多いと思いませんか？ＰＣがあるから相談することも殆んどないし。
そんなに人要らないから、雇用保険の手当を増やして欲しいです。
さて。
電機業界の大リストラは数万人規模だし、
氷河期と言われる新卒の就職率も超低水準のまま。
今春大学卒業者の中で、就職も進学もしてない進路未決定者は、なんと8万6556人。
高卒の就職率もめっちゃ低いって話です。
ニートは増加の一途だと言うし、
ハローワークに行ったら溢れんばかりの人です。
リーマンショック以降、雇用が回復したという話は聞いたことありません。
いくらなんでもアベノミクスの効果が雇用に現れるのはもっと先の話でしょう。
なんだか肌で感じる全体像と失業率の数字が、
大きくかけ離れているような気がしてなりません。
実は、日本の失業率が異常に低いのはカラクリがあったのでーす。
人で溢れるハローワーク。しかし、ハローワークは何故に日曜日や祝日は休みなのだろうか・・・。
まず、失業率の定義。
失業率＝完全失業者数÷（就業者数＋完全失業者数）×100
これは世界共通。
次に、完全失業者の定義。
・期間中、一切仕事をしていない（就業者ではない）。
・仕事があればすぐ就職出来る（就職する意志がある）。
・期間中、就職活動や事業を始める準備をしていた。
会社を辞めてハローワークに通ったことがある人は分かると思いますが、つまりこれ・・・
「雇用保険を貰う人達」のことです。
雇用保険を貰うには条件があって、
・期間中、仕事をしていない（パートやアルバイト含む）。
・就職する意志がある（定期的にハローワークへ行かなければならない）。
・期間中、継続して就職活動をしている（ハローワークや求人誌など）。
これらを記載した書類を「認定日」と言われる日に提出して始めて、雇用保険が貰えるのです。
（雇用保険の受給期間はバイトとか出来ません。※やってもいいけど受給を減らされる）
うん。「完全失業者」とキレイにリンクしますね。
つまり、日本が定める「完全失業者」とは、
会社を辞めた後の数ヶ月間、雇用保険をもらっている人！と言えます。
雇用保険が貰える期間。これを貰ってる人達が「完全失業者」。
しかし、実際はどうなのでしょう？
雇用保険が貰える期間は、就業していた期間や辞めた時の状況（解雇or会社都合）によって変わりますが、
大抵3ヶ月～6ヶ月といった短い期間です。
その間に、就職先が見つかれば良いのですが、見つからなければ？
雇用保険が終われば、収入が途絶えるわけですから何もしないわけには行きません。
就職活動をしながらバイト等をすることになるでしょう。
ここで収入が発生するので、定義からハズれて「完全失業者」では無くなります。
状況的には「失業者」ですけどね。食いつなぐ為にバイトをしているだけですので。
また、いくら就職する意思があっても、
ハローワークに行かなければ「就職する意思がある」とは見なされません。
実際、ハローワークの求人より、求人誌やネットで探した方が効率がよく条件がいい会社が見つかりますしね～。
「雇用保険を貰う」という目的がないと・・・わざわざハローワークには行かない人が多いでしょ。
「ニート」の人達や「大学を卒業したけど職無し」って人達は全てこの中に入ります。
この人達も「就職する意思なし」ということで「完全失業者」としてカウントされません。
状況的には「パーフェクト完全失業者」ですけどね。
あとは・・・
・一週間のうち、一日でも働いて賃金を得た人
・家事手伝い
・パラサイトシングル
・不労所得や貯金があって働いてない人
・雇用調整助成金で企業内失業となってる人
こんな人達も「完全失業者」には当てはまらないのです。
大卒の就職率は現在6～7割程度。
日本の若年失業率は30％ほどあっても驚けないのですが・・・でもカウントされてない。
つまり、
・就職する意思がない人（ニート、家事手伝い、勉強中の人など）
・就職する意思があってもハローワークに行ってない人
・取り敢えずバイトしてる人
こんな人達は、一切失業者としてカウントされてないわけです。
まあ、こういった届出がない人達を正確にカウントするのは不可能なので、
しょうがないですけどね。
ちょっと疲れて来たので・・・カッコいいコスプレ集でも観て休憩。
ニートと家事手伝いって・・・どう違うんのでしょう（笑）？
では、
世界各国の「完全失業者」の定義はどうなのでしょう？
日本とは違うのでしょうか？
いーえ。似たようなもんです（笑）。
つまり、ちょっとでもバイトをしてる人や、就職する気がないニートや家事手伝いは失業者じゃありません。
ってことは、世界的にもっともっと多くの潜在的失業者がいるってことです。
日本と世界各国が違うのは、
「失業者の定義」ではなく、分母となる「就業者の定義」です。
日本：就業者に公務員含む。
アメリカ：就業者には公務員は含まない。
今初めて知りましたが、公務員には「雇用保険」ってのがないんですね。
そりゃそうか・・・つまり公務員には失業リスクがないから。
だから、就業者には含まないのが一般的です。
アメリカを含め、殆んどの国が就業者数には公務員（特に軍人）を入れないのだそうな。
確かに・・・公務員は「失業すること」がないわけですから、
「失業率」に入れるのはオカシイですよね。
日本の失業率が異常に低い理由の一つがコレです。
まあ、これらを加味したとしても、日本の失業率は世界基準より低いでしょう。
労働を美徳とする日本人は、総じて我慢強く、劣悪な環境でもクビと言われるまで働くからです。
先の米大統領選挙では、「失業率の1ポイントが生死を分けた」と言われていますが、
日本の失業率も実は似たような数字だってことを忘れてはいけません。
大量のリストラで余った人達はどこへ行ったらいいのか？
就職出来ずに浪人したり、大学院に行ったりしてる若者はどうすればいいのか？
趣味に走って、正社員として働く気がない若者が多いのだとか・・・。
親元で、ちょこちょこバイトしてれば食えますもんねえ・・・。
「仕事なんて選んでいられねえ！」
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キプロスでは、大きな混乱もなく銀行営業再開したようですね。
これで・・・ユーロ不安も一服。相場も落ち着くかな？
さて、今日はイースター（復活祭）ということで、キリスト教圏は全て休場。
グッドフライデー（聖金曜日）というそうですね。
かなり市場参加者が少なくなると思われますので注意が必要です。
自動売買は止めておいた方が無難かと思います。
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