SSブログ
ブログ引っ越しました!

浅次郎のFX自動売買ソフトで家を建てる話2

TPP大筋合意。メリットとデメリットは?為替への影響は?

5年に渡って交渉が続けられてきたTPP交渉が大筋で合意しました。結局TPPって日本にとってメリットなの?デメリットなの?私達消費者にとってはプラス?マイナス?為替への影響は?



こんにちは。ブログ管理人の浅次郎です。



「TPP大筋合意!」



TPP大筋合意.jpg



したみたいですね(→TPP交渉大筋合意)。
しかし・・・私自身TPPについてよく分かってないので(笑)、
誰にでも分かるように簡単にまとめたいと思います。



TPP=環太平洋経済連携協定(環太平洋パートナーシップ協定)
外務省ホームページより抜粋



参加国は、



TPP参加国2.jpg



アメリカ、カナダ、メキシコ、ペルー、チリ、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール、ブルネイ、マレーシア、ベトナム、そして日本の12ヶ国。



輸出入に掛ける関税を撤廃、もしくは引き下げを行い、
参加国の経済を活性化させよう!って話です。



また、投資・著作権・労働・環境保護・通信サービスといった分野でも共通のルールが設けられ、「21世紀型の経済連携協定」と言われています。



その経済規模は約3000兆円
なんと世界の約36.3%にあたります。



TPP大筋合意GDP.jpg



ちなみにEUの経済規模は1700~1800兆円。
TPPがいかに巨大な経済規模かが分かりますね。



んで、日本国内でも色んな業界が大騒ぎしていますが、



日本にとってのメリット・デメリットを上げておきましょう。



■TPP、日本にとってのメリット

・輸入品が安くなる(関税撤廃、引き下げにより)

・輸出が有利になる(関税撤廃、引き下げにより。国内回帰進むかも)

・厳しい環境基準は高品質な日本製品に有利

・GDPが増える(12兆円増える説

・より生活が豊かになる

・アジア、太平洋地域の安全保障

・中国の牽制



■TPP、日本にとってのデメリット

・食料自給率の低下(食の安全保障)

・国内の農業、酪農業が破壊される可能性

・食の安全の危機

・ISD条項(共通ルール)



ま、細かい関税率などは置いておきまして、



そもそも「関税」は税金なので、
今まで国に納めていたわけです。



例えば、日本からアメリカに輸出している自動車部品には
2.5%の関税が掛かっているそうですが、
その輸出額は年間約2兆円。2.5%だと500億円に登ります。
これがアメリカの国庫に納まっていたわけです。



これは輸入する場合も同じで、
日本の国庫に納まるべき税金が少なくなるわけです。



それを撤廃もしくは引き下げるってことは、



直接的には「国の税収が減る」ってことでしょう?



つまり、これは間接的な・・・「減税」なのでは?



※その代わり、民間企業は儲かり、消費も活性化するので・・・
結果税収は増える(という狙い)。



実際、輸入される多くのモノが安くなるわけで・・・。



「その安くなった輸入品と戦う国内企業は大変だ!」



という議論はあるにせよ、
消費者に取っては明らかにプラスでしょう。



もちろん、日本だけじゃなく参加国全てで、です。



「経済」「消費」で見れば、
いいことばかりのような気がします。



だけんどもしかし、



もちろんデメリットもあるわけです。



TPP大筋合意2.jpg



と、甘利さんは言ってますが、
国内畜産農家・酪農家への打撃は避けられないでしょう。



コメはとりあえず現在の関税が維持されたので良かったですね。
(米国と豪国に無関税の輸入枠を新設するようですが)



しかし、牛肉や豚肉、乳製品、水産物などは段階的に関税が引き下げられます。
関連する方達はたまったものではなく、
今後統廃合が進むことになるかもしれません。



関税撤廃で打撃を受ける農産物.jpg



また、食料自給率の低下は国の安全保障に関わります。



仮に、気候変動による「世界的な大凶作」が起こった場合、
仮に、近隣で「戦争」が起きた場合、



各国で輸出規制が行われれば、
日本はあっという間に食糧難となってしまいます。
(完全自給できるのは米だけ?)



なので、出来るだけ食料自給率は保たなければならないのです。
と言っても、時すでに遅しな感じしますが。



それから、投資、環境保護、著作権、通信サービスといったジャンルでも
共通ルールが適用されるそうです。この点についてはまた後日・・・。



というわけで、



今回のTPP合意が批准されれば、



輸入品を安く買える消費者にとってはプラス
関税負担がなくなる輸出企業にとってもプラス


しかし、安い輸入品と戦わなければならない
農家・酪農家にとってマイナス



全体的に日本経済にとってはプラス
しかし食料自給率の面からみればマイナス



となります。



しかしもっと大きな枠で考えると、



このTPPは、対中国の安全保障という側面もあるのです。
TPP合意、中国の反応



中国船団.jpg
赤珊瑚を密漁したヤツラはその後どこに行った・・・



つまり、アメリカ・日本を中心とした公平で関税フリーな経済圏を作ることによって、
相互依存、相互発展、そして信頼関係を築くことが出来ます。



「日本にはお世話になってるので敵対することは出来ない」
「中国はルールめちゃくちゃだし、関税高いしやってらんねー」



ニセドラえもん.jpg
ど、ドラえもん?が国有遊園地に?



ニセミッキーマウス.jpg
み、ミッキー?



と参加国は思うはずですよ。



もちろん、どの国も中国との経済的結びつきは強いですが、
中国経済が衰えを見せる中、
リスクを負って中国との関係を強化しよう・・・と思う国は少なくなるはず。



韓国ですら「TPP参加を検討する」と言ってますからね(笑)。



韓国のパクリ2.jpg
パクリ天国。



韓国のパクリ.jpg
韓国もTPPのルール適用は無理だろ・・・



もちろん、TPPには多くのデメリットもありますが、



日本経済という枠組みで見れば、
TPPは今後プラスに働くのではないでしょうか。



農家・畜産農家の方々のことを考えると心苦しいですが・・・、
この点は政府の対応と日本農家の底力に期待します。
出来るだけ国産のモノを買うようにしましょう!



TPPと為替については・・・
輸出企業の業績とリンクし、「円安方向の圧力」になると思われます。
と言っても5年、10年スパンでの話ですが。
(ドル円があまり動かなかったのは「すでに織り込み済み」だったからと思われます)



以上、TPPの簡単まとめでした。



いつも応援有難うございます!良かったら「お気に入り」の登録をしてね。

にほんブログ村 為替ブログ FX初心者向けアドバイスへ



>>>次のページ(2015年10月~12月、2016年のドル円未来予想)

<<<前のページ(2015年9月米雇用統計回顧。年内利上げ観測遠のく!)




管理人も使っている「THV v4システム」について解説してます。



ずっと一人でやって来た方、基本を疎かにしてる方は・・・是非!
yaji-009.gif

asajiroのFX自動売買講座です。
「損しない自動売買ソフトの選び方」「32分で1万円稼ぐ裏技」などプレゼント中!





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(2)  [編集]
共通テーマ:マネー

「THV v4システム」mt4ユーザー必見。


「コメント」頂けたら嬉しいです。遠慮なくどうぞー!

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2

トラックバックの受付は締め切りました


Penguinbanner2.jpg
★asajiroからのプレゼント♪
FX資金を貯める!教材資金を貯める!
その為には・・・ノーリスクで稼げる「自己アフィリ」が一番。
Copyright © FX初心者が無料の自動売買ソフトを使って家を建てる話 All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。