2016年6月16日、日銀の金融政策決定会合が開催されましたが、注目された追加緩和は行われずに現状維持。その結果、なんとか105円のラインで耐えていたドル円が急落。現在104円前半まで落ち込んでいます。円高はどこまで続く？103円？それとも・・・100円？
こんにちは！ブログ管理人の浅次郎です。
日銀、追加緩和見送りで現状維持！
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日銀、金融政策の据え置き決定 物価の先行き判断を下方修正
その結果、ドル円が
105円の壁をアッサリ突き破って急落。
な、なんだってー！
昨日のFOMCでは現状維持でも殆ど動かなかったのに・・・
日銀の現状維持では円高ギュイーーーン。
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円急騰、104円台半ば1年9カ月ぶり。日銀決定会合の緩和策据え置きで
これが、今のドル円の姿か・・・日銀、苦しいわ～。
で、
いつも言ってますが、大事なのは今後。
最も注意を払うべきなのが、
政府の円売り介入ある？
って点です。
菅官房長官はこう言ってます。
→
為替の動きを緊張感もって注視、必要なら対応
「対応」というのは、当然
「介入」を指していると思われます。
もっとも・・・菅官房長官のこの手の発言は
急激な円高が発生した場合の
「常套句」であり、
最も簡単で効果的な・・・
いわゆる
「口先介入」であります。
しかし、この「口先介入」もオオカミ少年のウソと一緒で、
だんだん効果が薄くなって行くんですねえ。
舛添さんのウソはちょっと違うか（笑）。
しかし、
すでに市場は菅官房長官の言葉を真に受けていません。
「口ばっかりで介入する気ねーだろ！」
「また日銀のレートチェックか！」
「今の世界情勢では介入無理だわさ！」
と、私も思ってますよ。
その証拠に今回一気に円高となり・・・
これを書いてる現時点でもまだ止まる気配がありません。
（現実的に
介入が警戒されるラインまで円高が進む？）
少なくとも！
来週の
6月23日までは政府も日銀も動けないでしょう。
何故か？
6月23日には英国で
「EU離脱の是非をめぐる国民投票」が行われるからです。
仮に、英国がEU離脱なんてことになったら・・・
リスク回避の円高が猛烈に進む恐れがあり、
今カードを切ったら、
その時に出すカードが無くなってしまうからです。
→
焦点：「介入ハードル高し」見透かす為替市場、円高圧力に直面
つまり？
来週までは「口先介入」「レートチェック」などで踏ん張るしかない・・・。
日銀が追加緩和するとしても来月・・・。
というわけで、
今はトレンドに乗って
クロス円のショートがオススメ。
特に美味しいのが英国のEU離脱リスクが高いユーロ円とポンド円。
私も、2日ほど前にポンド円のショート仕込んでましたが、
現時点でホエホエなプラスになっています。
（利食いはどうするか・・・毎度ながら利食いが難しい）
スキャルやデイトレなら「戻った所でショート」が効率いいと思いますよ。
で、
どこまで円高が進むか・・・？ですが、
「政府がどこまで円高を許容するか？」
に掛かってると思います。
安倍政権が、このまま円高・株安が進むのを傍観しているはずはありません。
もうすぐ
「参議院選挙」があるからです。
野党は
「アベノミクスの失敗」を全面に押し出し、
与党は
「アベノミクスの継続」を選挙で訴えるはず。
つまりこれ以上の円高・株安が進めば、選挙に甚大な影響がでるのであり、
政府与党・日銀は
何らかの対策をする・・・という可能性が高いわけです。
ただし！
中途半端なことをやっても焼け石に水ですし、
「円売り介入」はかなりハードルが高いと思われます。
（しかし、いつ介入が起きてもいいように準備はしておきましょう！）
ま、我々は与えられた市場の中で、柔軟に対応していく他ありません。
目先で言えば・・・
104円はすぐに突破し、102～103円が攻防ラインになってくるかと。
とりあえず、来週の6月23日は要チェックです。
世界史のターニングポイントになるかもしれませんよー。
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