2017年11月20日、ドイツでは密かに政治的な不安が広がっております。4期目の長期政権を狙うメルケル首相が、連立政権の交渉決裂により崖っぷちに追い込まれることに。ユーロ盟主ドイツの不安は欧州に広がり・・・ユーロ安を誘発。今度の為替トレンドはユーロ安?
こんにちは!ブログ管理人の浅次郎です。
ドイツの政治勢力図がどうなってるのか良く分かりませんが、
メルケル首相が崖っぷちに追い込まれてるようです。
→
メルケル独首相の連立交渉失敗-4期目続投に向けた選択肢狭まる
メルケル首相率いる
キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は、
単独過半数の議席があったわけではなく、
野党第一党の
ドイツ社会民主党(SPD)と大連立を組んでいたわけですよ。
日本で言えば、自民党と民進党が連立を組む感じでしょうか?
んで、9月に総選挙があって、議席がこうなりました・・・と。
キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)・・・246(-65)
ドイツ社会民主党(SPD)・・・153(-40)
左翼党(left)・・69(+5)
緑の党(Green)・・・67(+4)
自由民主党(FDP)・・・80(+80)
ドイツのための選択肢(AfD)・・・94(+94)
キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は第一党を確保したわけですが、
-65議席と大幅に議席を減らし、
大連立の相手だったドイツ社会民主党(SPD)も-40議席。
で、どんな経緯があったのかは知りませんが、
このドイツ社会民主党はメルケルさんとの大連立を拒んだわけです。
なので・・・メルケルさんは
「緑の党」「自由民主党(FDP)」と
連立交渉をしていたわけですが、
11月20日、自由民主党(FDP)が離脱し、
交渉決裂。
緑の党と組んでも過半数に満たず・・・
非常に苦しい状況へと追い込まれているわけですよ。
いやあ・・・
日本だってね、先日の選挙で一歩間違えば・・・
同じようなことになっていたかもしれません。
なんでこうなったかと言えば、それはひとえに
「極右政党の台頭」
のせいでして、
今回の選挙で極右政党
「ドイツのための選択肢(AfD)」は
94議席を獲得しているのです。
彼らが何を主張しているかと言えば、
「移民政策の見直し」
です。つまりは、
「移民の受け入れ反対」
これはフランス大統領選の時にも問題になり、
寛容派のマクロン氏が勝ったことで下火になったかと思ってましたが、
そうじゃなかったんですねえ。
(移民を受け入れると大変です)
で、
今後どうなるかというと、
メルケルさんは
「もう一回選挙やる」と言ってるんだそうな。
もう一回選挙やっても変わらないような気がするのですが、
いや、さらに「ドイツのための選択肢」の議席が伸びそうな気がするのですが、
もしそうなった場合、
さらにドイツの政局は混迷していくのではないかと思います。
そうなると・・・もちろん、
ユーロ安
を誘発するわけで、
今後の
長期的なユーロのトレンドは
「ユーロ安」と見ておいた方がいいかもです。
ユーロドルの日足を見てみると・・・・
2017年初頭から始まったユーロ高の流れは、
9月をピークにして反転したようにも見えます。
(もちろん単なる押し目である可能性もあります)
ま、ドイツの政局が突然好転するとは思えませんし、
ユーロ安なトレンド眼で見ておこうっと。
参考まで~
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