2019年8月2日、7月の米雇用統計が発表されます。先日のFOMCで約10年ぶりの「利下げ」が発表され、その直後というタイミングで雇用統計。現在の市場のロジックは「利下げサイクル」が中心。数字が良ければ大きくドル高になる???
どもどもasajiroです。
昨日、FOMC(米連邦公開市場委員会)にて利下げが発表されました。
市場の予想通り
0.25%の利下げ。
で、為替がどう動いたかというと・・・
なんと、
ドル高で反応。
普通に考えれば
「利下げ」は
ドル安要因なのですが・・・
ユーロドルもポンドドルも
「ドル高」で反応しているのです。
これは、すでに市場が「利下げを織り込んでいたこと」と、
パウエル議長が「今回の利下げは調整的な意味合い」と発言し、
「今後の利下げのトーンを落としたこと」が原因と思われます。
「え?利下げしないの?するの?どっち?」
ってことで市場が失望しちゃった感じっすね。
これは日銀も助かりましたねー。
→
米FRBが利下げ、資産縮小終了も前倒し:識者はこうみる
これで・・・おそらく今年の利下げはあと一回あるかないか???
要注目です。
さて、
今週末、米雇用統計が発表されます。
まず・・・前回「6月米雇用統計」の結果は?
◎非農業部門雇用者数。予想:+16.0人→結果:
+22.4万人
◎民間雇用者数。予想:+15.3万人→結果:
+19.1万人
◎失業率。予想:3.6%→結果:
3.7%
前回雇用統計時のユーロドルのチャート。
前回雇用統計時のドル円のチャート。
予想よりも大幅増。
チャートも素直にドル高で反応しました。
さて、今回は「利下げ」発表直後というタイミング。
どうなるんだこれ???
◆雇用統計とは?
米雇用統計では、失業率とNFP(非農業部門雇用者数:nonfarm payrollsの略)を中心として、製造業就業者数・小売業就業者数・週労働時間・賃金インフレの状態を示す平均時給など10数項目が発表されます。
今回の「2019年7月米雇用統計」の予想。
◎非農業部門雇用者数:
+16.4万人
◎民間部門雇用者数:
+16.0万人
◎失業率:
3.7%
今回もちょっと弱気な予想。
2015年
1月 +26万人
2月 +29万人
3月 +12万人
4月 +22万人
5月 +28万人
6月 +22万人
7月 +21万人
8月 +17万人
9月 +14万人
10月 +27.0万人
11月 +21.1万人
12月 +29.2万人
2016年
1月 +15.1万人
2月 +24.2万人
3月 +21.5万人
4月 +16.0万人
5月 +3.8万人
6月 +28.7万人
7月 +25.5万人
8月 +15.1万人
9月 +15.6万人
10月 +16.1万人
11月 +17.8万人
12月 +15.6万人
2017年
1月 +22.7万人
2月 +23.5万人
3月 +9.8万人
4月 +21.1万人
5月 +13.8万人
6月 +22.2万人
7月 +20.9万人
8月 +15.6万人
9月 -3.3万人
10月 +26.1万人
11月 +22.8万人
12月 +14.8万人
2018年
1月 +20.0万人
2月 +31.3万人
3月 +10.3万人
4月 +16.4万人
5月 +22.3万人
6月 +21.3万人
7月 +15.7万人
8月 +20.1万人
9月 +13.1万人
10月 +25.0万人
11月 +15.5万人
12月 +30.1万人
2019年
1月 +30.4万人
2月 +2.0万人
3月 +19.6万人
4月 +26.3万人
5月 +7.5万人
6月 +19.1万人
今回のFOMCでFRBは「ハト派」的な姿勢を継続。
かと言って「もう利下げはしないよ」とも言っておらず、
今後の金利動向には含みを持たせたままです。
その直後に発表される今回の雇用統計ですが・・・
うーん。
今回は先月と同じくらいの「大幅増」の予想をしているのですが、
それで為替が動くのかどうか。
今の市場のロジックだと、
「数字が良い」→「利下げが遠ざかる」→「ドル高」
ということになりそうですね。
というわけで、
ドル高になる
と予想しておきます。
ま、何れにせよ自動売買はストップ。
指標ハンターの方は細心の注意を払いつつ頑張って。
ではまた!
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