2020年4月8日、新型コロナウイルスの国内感染拡大にともない、安倍首相は7都府県に緊急事態宣言を発令。これでコロナウイルスは封じ込めるのか？経済的打撃はどうなる？株価や為替はどうなった？
どもどもasajiroです。
とうとう緊急事態宣言が発令されましたね。
これで新型コロナウイルスを封じ込めるかどうかは分かりませんが、
現状日本の感染拡大は増加の一途。
まだ欧米のような爆発的感染拡大には至っていませんが、
「潜在的感染者はもっと大勢いる」
「検査していないだけ」
という話もあり、予断を許さない状況であると言えます。
緊急事態宣言が発令されるとどうなるの？
・知事が住民に対して外出自粛を「要請」できる。
・事業者などに対して店舗や施設の使用制限を「要請」できる。
つまり、住民に対しては
「外出自粛」を要請した上で（罰則はない）、
企業に対しては
「休業」などを要請できるわけです。
※都市封鎖（ロックダウン）は出来ない。
東京都が検討している「休業要請」はこんな感じ。
・学校や塾、教習所などの教育施設。
・運動施設や遊技場
・映画館や劇場やコンサートホール
・美術館、博物館、図書館など展示施設
・バー、クラブ、ネットカフェ、漫画喫茶
・カラオケ、麻雀、パチンコ、ゲーセンといった娯楽施設。
・飲食店は営業時間の短縮要請
カラオケはやっぱだめかあ・・・麻雀も・・・（涙）
これはまだ「検討段階」での話で、
国は娯楽施設の休業や飲食店の営業短縮に難色を示しているとか。
しかしこの非常事態宣言に伴う「東京都の素案」は
宣言が出ていない他県にも影響が出ているようですね。
宣言後、私の地元熊本では、
アマチュアのゴルフの試合が軒並み中止となり（ゴルフは問題ないだろー！）、
娘が行ってる塾も「休校」となり、
いつも行ってるカラオケ店も「休業」となっています。
他にも影響を受けてる業種は多岐に渡るでしょう。
影響を受けないのは「社会生活を維持する上で必要な施設」とされているわけですが、
宣言が出ていない県でも、
経済的大打撃は必至。
該当する中小企業にとってはもう
「資金繰り」とかいうレベルではなくなるのではないでしょうか？
実際・・・
従業員600人全員を解雇したタクシー会社の話がニュースになってましたし、
（失業保険を貰った方が良いという判断だったみたいですね）
すでに新型コロナ関連の倒産は45社に上っているんだそうです。
もちろん表に現れないだけで（上の件数は東京商工リサーチ調べ）、
すでにお店を畳んでいる小さな個人商店や
実質的に破綻している零細企業は沢山あるでしょう。
緊急事態宣言を出す。
ということは
体力のない小さなお店や企業を潰す。
ということと同じで、
「早く緊急事態宣言を出せ！」
と言ってたコメンテーターや有名人は
この点を考えて言っていたのかどうか・・・甚だ疑問です。
「人の命とドッチが大事なんだ！」
という意見もあるかと思います。
それはもちろんそう。
命あっての物種。
命が一番大事。
お店や会社が潰れたとしてもまた頑張ればいい・・・
しかし・・・この新型コロナウイルス・・・
特効薬はまだないものの、
基本的に2週間安静にしてれば治る病気。
不治の病ではなく、
多くの方が回復するのです。
もちろん高齢の方や持病を持ってる方にとっては脅威ですし、
不幸にも重篤化したり
亡くなったりする方もいるわけですが、
それは、インフルエンザや普通の肺炎も同じ。
ちなみに、2016年に肺炎で亡くなった人の数は
119,300人です。
インフルエンザでは毎年3000人以上の方が亡くなっています。
新型コロナで亡くなった方は現在83人・・・
もちろん単純に比較する例ではないですが、
（海外ではすでに数万人亡くなってますし）
新型コロナだけ異常に警戒し過ぎているような気がします。
新型コロナは確かに危険なウイルスですが、
掛かったら確実に死ぬわけでも、
後遺症が残るわけでもありません。
体力が勝れば自然と回復するのです。
しかし、一度潰れたお店や会社は・・・
自然と回復することはありません。
失業者急増→消費激減→企業業績悪化→雇用者減・・・
この負のスパイラルに一旦陥ると、
抜け出すのに10年、20年掛かるのは今まで私たちが経験した来た通り。
失われた経済は・・・
これから数年に渡って日本中を暗く、
不幸にしていくことになるのではないでしょうか？
・・・
・・・というのは
理屈でして、
感情論で言えば、
目の前で亡くなって行く人を増やすわけにも行きませんからね。
非常事態宣言もやむなし・・・
であれば、
窮地の中小企業対策はスピード感を持ってやってもらいたいです。
さて、緊急事態宣言を受けて・・・
株やドル円はどう動いたかな？
日経平均は回復。そして堅調な動き。
ドル円はドル高で反応し、その後は小幅レンジ。
欧米のコロナ感染拡大も一段落？した感じになっており、
株式市場も回復傾向、為替の値動きも限定的になっていますね。
NYダウも23000ドル台まで回復しています。
さて、問題は今後です。
このまま株価は回復していくのか？
為替はどう動くのか？
全ては
新型コロナウイルスの感染状況次第でしょうね。
仮に東京でオーバーシュートが発生した場合・・・
日経平均・ドル円は急落してしまう可能性があります。
逆に感染が収まって行けば・・・
徐々に回復に向かって行くでしょう。
いずれにせよ、
「世界経済がリーマンショック以上の大打撃を受ける」
のは確定。
これからの数年は「暗黒の時代」になりそうな予感します。
こういう時こそ、
「自分で稼ぐ力」がモノを言いますな。
参考まで。
＞＞＞
次のページ（「WhiteBearV1apex2」2020年3月実績。コロナ相場でDD！）
＜＜＜
前のページ（【4月3日発表】2020年3月米雇用統計回顧。雇用市場激変？）
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