2020年5月8日、2020年4月の米雇用統計が発表されましたが、新型コロナによる感染拡大・ロックダウンの影響で、アメリカの雇用者数は-2050万人、失業率は14.7%・・・と史上最悪・空前絶後の数字となりました。為替はどう動いた?アメリカの雇用市場はどうなる?来月はもっと悪化する?
どもども。asajiroです。
ある程度予想はされていたんですが・・・
新型コロナウイルスによる影響で、
4月の米雇用統計はとんでもないことになりました。
2020年4月の米雇用統計を回顧したいと思います。
【2020年4月米雇用統計】
◎非農業部門雇用者数。予想:-2200万人→結果:
-2050万人
◎民間雇用者数。予想:-2105万人→結果:
-1952万人
◎失業率。予想:16.0%→結果:
14.7%
ま、ま、
マイナス2050万人!
これは第2次世界大戦後最大の減少幅。
リーマンショックの時でさえ80万人減だったわけで・・・
今回の数字がいかに桁違いの数字だったのかが分かると思います。
そして失業率は先月の4.4%から一気に14.7%へ!
これも戦後最悪の数字で世界恐慌に次ぐ水準。
リーマンショック後・・・コツコツと増え続けてきた雇用が一瞬でぶっ飛びました。
アメリカの労働力人口は1億6000万人なんだけど、
その内2000万人超が仕事を失った計算。
→
米雇用4月は2050万人減、大恐慌以来最大 失業率は戦後最悪14.7%
で、チャートがどう動いたかというと・・・
米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
60pipsほど上下して元の水準に。
米雇用統計発表後のドル円のチャート。
40pipsほどドル高で反応したんだけど・・・あっという間に戻って来て、その後またドル高へ。
こんだけ桁違いの数字だったにもかかわらず、
為替・株の動きは限定的。
むしろドル円は上昇しましたし(普通に考えたらドル売りなのに?)、
NYダウも上昇しています。
何故かと言えば、
「予想よりマシだったから」
「これ以上悪化することはない」
「多くの州で経済活動が再開されつつある」
ということでしょう。
つまり、これだけ空前の数字だったにもかかわらず、
市場はポジティブな受け取り方をしたというわけ。
さて、問題は今後。
アメリカの多くの州は
「感染拡大の底は打った」という見方をしていて、
今後は経済活動再開のための動きが多く出てくることになるでしょう。
だけんどもしかし!
アメリカの感染者数は126万人(2020年5月9日現在)。
多少減ってるとはいえ、
毎日万単位で感染者が増えていますからねえ・・・。
収束への道筋は簡単ではありません。
ロックダウンを解除した瞬間にまた増加する可能性だってあります。
というわけで・・・
5月の米雇用統計はさらに悪化するんじゃないかと思ってます。
そして当然今月も
「新型コロナ相場」。
幸い、株や為替はコロナ情報に一喜一憂することは少なくなって来ました。
しかしそれでも「コロナ関連ニュース」に世界中が左右されるのは間違いないでしょう。
日本は・・・緊急事態宣言後、
着実に新規感染者数が減っており、
このまま行けば
封じ込めが成功するのでは?
というところまで来ています。
(まだ油断はできないけど)
アメリカのような事態にならず・・・
本当に良かったと思います。
(まだ油断はできないけど)
しかしその代償も大きいですからね。
1日でも早くコロナ禍が収束し、
経済活動が再開されることを祈ります。
そして、ドル円の目線はショートで(笑)。
普通に考えると「コロナ収束=日本経済回復」でドル高円安になると思うのですが、
ここ数週間のドル円の動きは逆。むしろドル安円高。
週明け要注意。
参考まで。
>>>
次のページ(無料ユロドルスキャルEA「WhiteBearV1apex2」2020年4月実績。)
<<<
前のページ(新型コロナショックと中国バブル崩壊2020。)
今こそネットで稼ぐ力を付けるべし。
★
asajiroのFX自動売買講座です。
「損しない自動売買ソフトの選び方」「32分で1万円稼ぐ裏技」などプレゼント中!
コメント 0
コメントの受付は締め切りました