2020年6月5日、5月の米雇用統計が発表されます。先月4月はコロナ禍の影響で空前絶後の雇用者数-2050万人、失業率14.7%という数字だった雇用統計ですが、5月も悪化は避けられない?しかし市場は織り込み済み?問題は予想とどれだけ乖離するか?ドル円はどう動く?
どもどもasajiroです。
緊急事態宣言が解除されて10日が経ち、
すこしづつ街に活気が戻って来た感じはあると思いますが、
(近所の居酒屋に行ってみたのですが満席でしたー)
コロナ第2波を懸念する声も大きく、
すぐに元通りの生活になる感じではないですねー。
おそらく・・・巨人の坂本みたいに、
「いつの間にか感染している」
という
完全無症状感染者がもっと大勢いるんだと思われます。
この方達が自発的に抗体検査やPCR検査を受けることはないですから
(坂本達はプロ野球選手なので抗体検査を受けた)
実際はもっと多くの感染者がいるのは間違いないでしょう。
ぬう。じゃあ、まだまだ油断出来んな!
と思ってしまうわけだけど、
だからと言って経済を止めたらダメだと思います。
とりあえず日本では「完全爆発」は押さえられましたからね。
あとは上手にコロナと付き合いながら、
ワクチンが出来るのを待つべきだと思います。
さて、今回は金曜日に発表される雇用統計予想。
まず・・・前回「4月米雇用統計」の結果は?
◎非農業部門雇用者数。予想:-2200万人→結果:-2050万人
◎民間雇用者数。予想:-2105万人→結果:-1952万人
◎失業率。予想:16.0%→結果:14.7%
米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
コロナの影響で歴史的マイナス数字だったにも関わらず、そこまで動かず・・・イッテコイで元鞘。
米雇用統計発表後のドル円のチャート。
こちらも瞬間的に40pipsほど動いただけ。しかも何故かドル高・・・
空前絶後の数字だった2020年4月ですが・・・
さて5月はどうなる?
◆雇用統計とは?
米雇用統計では、失業率とNFP(非農業部門雇用者数:nonfarm payrollsの略)を中心として、製造業就業者数・小売業就業者数・週労働時間・賃金インフレの状態を示す平均時給など10数項目が発表されます。
今回の「2020年5月米雇用統計」の予想。
◎非農業部門雇用者数:
-800万人
◎民間部門雇用者数:
-750万人
◎失業率:
19.8%
4月の-2050万人に比べると大分マイナス幅が抑えられそうですが、
それでも
予想は-800万人!
そして
失業率は19.8%!!!
4月が14.7%なので・・・一気に5%も悪化する予想となっています。
ちなみに、
水曜日に発表された
ADP雇用統計は
予想-900万人に対し、結果は-276万人。
あれ?
予想より大きくプラスですな。
ISM非製造業景況指数も予想44.0に対し結果45.4。
うん?そこまで悪くないのか?
経済再開している州が多いという話だが・・・
どうなるんだ今回の雇用統計???
2015年
1月 +26万人
2月 +29万人
3月 +12万人
4月 +22万人
5月 +28万人
6月 +22万人
7月 +21万人
8月 +17万人
9月 +14万人
10月 +27.0万人
11月 +21.1万人
12月 +29.2万人
2016年
1月 +15.1万人
2月 +24.2万人
3月 +21.5万人
4月 +16.0万人
5月 +3.8万人
6月 +28.7万人
7月 +25.5万人
8月 +15.1万人
9月 +15.6万人
10月 +16.1万人
11月 +17.8万人
12月 +15.6万人
2017年
1月 +22.7万人
2月 +23.5万人
3月 +9.8万人
4月 +21.1万人
5月 +13.8万人
6月 +22.2万人
7月 +20.9万人
8月 +15.6万人
9月 -3.3万人
10月 +26.1万人
11月 +22.8万人
12月 +14.8万人
2018年
1月 +20.0万人
2月 +31.3万人
3月 +10.3万人
4月 +16.4万人
5月 +22.3万人
6月 +21.3万人
7月 +15.7万人
8月 +20.1万人
9月 +13.1万人
10月 +25.0万人
11月 +15.5万人
12月 +30.1万人
2019年
1月 +30.4万人
2月 +2.0万人
3月 +19.6万人
4月 +26.3万人
5月 +7.5万人
6月 +19.1万人
7月 +16.4万人
8月 +13.0万人
9月 +13.6万人
10月 +12.8万人
11月 +26.6万人
12月 +14.5万人
2020年
1月 +22.5万人
2月 +27.3万人
3月 -70.1万人
4月 -2050万人
桁二つ違いだった先月の雇用統計。
今回桁一つ違いマイナスになりそうですが、
なんかもうどんな数字になっても驚かないですな。
失業率も20%に迫る感じになりそうで、
アメリカの労働市場はかなり深刻な状況になりそうなのですが・・・
不思議なことに
NYダウは急騰してるんですよねえ・・・。
→
焦点:デモもコロナもまるで無視、米株の歴史的急騰に投資家困惑
これはアメリカ政府のコロナ対策に対する期待感?
リスクオンとなって株に資金が流れてるからなんだそうな。
うーん。なんか怖いっすねえ。
さて、今回の雇用統計ですが・・・
「ドル高」と予想しておきます。
数字が悪いのは間違いないですが、
予想の-800万人、失業率19.8%・・・をいずれも下回って来るんじゃないかと。
とりあえず、木曜発表の
「新規失業保険申請件数」に注目。
それから同じく木曜は「ECBの政策金利発表」もあるので要注意。
自動売買はもう今日から止めておいた方が無難だね。
ではまた!
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