2020年6月5日、2020年月の米雇用統計が発表されましたが、歴史的マイナス数字となった先月から一変！予想を覆して雇用者数は＋250万人、失業率は13.3％・・・と悪化するどころか大きく回復！為替はどう動いた？ドル円は？ユーロドルは？アメリカの雇用市場はどうなる？
どもども。asajiroです。
日本の新型コロナウイルス対策は・・・
成功したのか？間違っていたのか？
現時点では答えは出ないわけですが、
このグラフを見ると「感染爆発は防いだ」と言っていいと思うんですよね。
どうも世間を見てると「悲観的な人」「用心深過ぎる人」が多いわけですが、
今後は
「経済を回していく」のが非常に大事なわけで。
出来る限りのコロナ対策をしつつ、
普段通り生活していいと・・・私は思っています。
新規感染者が出てない都市では・・・
もう「3密」も解除していいんじゃないすかねえ。
さて、2020年5月の米雇用統計を回顧しましょう。
【2020年5月米雇用統計】
◎非農業部門雇用者数。予想：－800万人→結果：
＋250.9万人
◎民間雇用者数。予想：－750万人→結果：
＋309.4万人
◎失業率。予想：19.7％→結果：
13.3％
プ、プ、プラス250万人！
予想は－800万人だったわけですが・・・
大方の予想を全て覆し、＋250万人と大幅に回復。
先月が－2000万人と桁違いの数字だったわけですが、
5月はかなり「雇用が回復した」と言えますね。
そして失業率も14.7％から13.3％と回復。
失業率は20％行くかも？？？
なんて言われてましたが、これも大きく回復となりました。
これはデカい。
アメリカにとっても世界にとっても大きい。
で、チャートがどう動いたかというと・・・
米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
60pipsほどドル高で反応するも上下を繰り返す。
米雇用統計発表後のドル円のチャート。
60pipsほどドル高で反応。110円に迫るところまで上昇。
予想を大きく覆す数字だったのですが・・・
為替の動きは限定的。
まあ、最近の雇用統計からすると「動いた方」とも取れますが・・・
こんだけ予想を裏切ったらもっと大きく動いても良さそうだけどなあ。
為替市場にとっては
「想定外だったけど大勢に影響なし」
といったところなのでしょうか。
これでアメリカの政策が変わるわけじゃないですからね。
しかし今回は株の値動きが凄かった。
NYダウは爆上げ。1日で900ドル近く上昇。
つられて日経平均も週明け上昇し23000円超え。
つまり、コロナ禍で様子を見ていた投資家たちが、
「リスクオン」となって
「株買い」に走ったわけです。
「コロナ爆下げから・・・爆上げ！」
に期待しているのでしょう。
さて、問題は今後。
不思議なのは
アメリカの感染拡大は止まっていない・・・ということ。
現時点でも1日数万人単位で新規感染者が増えており、
現在のアメリカの感染者数は191万人（2020年6月8日）
先月の8日時点では126万人だったので・・・ざっと1ヵ月で65万人増えてるわけ。
感染ペースはやや落ち着いては来ているものの・・・
1日あたり2万人ペースですからねえ。
日本の数字と比べるとその凄まじさが分かります。
それでもお構いなしに「経済再開」を始めたアメリカ。
（州によって違いがある）
まあ、ロックダウンをしても「感染拡大」は止まりませんでしたから・・・
もう「コロナウイルスは中国のせい」にして、
経済を優先するという事なんでしょう。
というわけで・・・
6月の米雇用市場はさらに回復基調となるかもしれません。
なんせ4月に2000万人のマイナスが出ているので、
回復するのも百万人単位でしょう。
5月の予想は「ドル高」で的中。
ただ、数字がプラスになるとは思ってなかったですけどね。
非常事態宣言が解除された日本では・・・
第2波の感染拡大が懸念されつつも1日当たり30～50人程度の感染で済んでいます。
それも一部の都市に集中しており、
多くの都市では「封じ込め」に成功したと言えるのではないでしょうか。
これは奇跡的なことだと思うけどなあ・・・
さて・・・上がったドル円の目線はショートで（笑）。
参考まで。
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