FX初心者が、無料のFX自動売買ソフトを使って本当に勝てるのか?を検証します。
今週はゲムトレードランキング7位の「ForexWizardγ」を検証してみたいと思います。
◆ForexWizardγ(フォレックスウィザードガンマ)とは
MetaTrader4(MT4)用の自動売買ソフト(EA)ソフトです。
ゲムトレードの人気ランキングで現在7位のEAです。
◆ForexWizardγの概要(数値は2011.08.29日現在)
取引通貨:USD/JPN
取引時間軸:15分足
製作者:ForexWizard
PF値:2.63
トレード回数:176回(2010.12.15~2011.8.29)※途中何故か3ヶ月トレード無し期間有り。
勝率:72.73%
損益レシオ:0.89
EAの手法:変則、非マーチンゲール、ナンピン系
EAの種類:スキャルピング、デイトレード
EAの特徴:かなり複雑
EAの利幅:中(平均30pips程度、ケースによる)
◆ForexWizardγのロジック(マニュアルからの抜粋)
ForexWizardのロジックは通常のロジック概念と比較してかなり複雑に構成されています。取引時間は24時間で、新規シグナル、決済シグナルは独自の計算値により点灯します。
ユニークなのは、新規建て玉を保持した後、相場が新規建て玉時より不利な方向に行った場合は、建て増しをしていき、そこから有利な方向へ戻ると今度は新規シグナル時と逆の建て増しをして行きます。
その結果、両建てすることになります。通常建て玉を持っている間は損失を常にかかえることになりますが、両建てをしていく中で、買いか売りかどちらかの建て玉がセットで利益確定を出来るタイミングになったらクローズします。
そのため、ポジションを抱えながらも口座資金がいつの間にかマジックのように増えていくことでしょう。
もちろん、相場展開によってはリスクもあります。リスク管理機能も搭載されておりますので、そちらはパラメータ項目をご参照下さい。
ForexWizardγのトレード画面です。買い、売り両方のポジションを取りながら複雑にトレードしてます。
◆ForexWizardγのパラメータ(マニュアルからの抜粋)
Lots:初期値0.01
MaxRisk(1トレードサイクルの中の最大損失許容幅):500
CoverEntryLimit(利益確定幅のpips数):30
【MaxRisk】ForexWizardシステムは相場のサイクルに合わせて、ナンピンで建て玉を建てていきます。理論上は、いくつもの建て玉を建てていく可能性があるので(時には10個以上)、資金保全を図るために「MaxRisk」で1セットの最大損失幅を設定します。初期設定は500ドルです。500ドルの含み損を抱えた時点で一度全てのポジションをカットロスします。この数値を小さくすれば、それだけリスクは限定しますが、カットロスの回数も増えます。逆に数値を大きくすれば、利益を得る可能性も多くなりますが、一度の負け幅も大きくなります。
【CoverEntryLimit】このパラメータは最初のエントリーを持ってから、含み損の方向へいった場合にナンピンする指値の幅の値です。例えば、最初のエントリーが買いで81.00円、初期設定30だった場合、80.70円で買い増し、80.40円で買い増し、80.10円で買い増し・・・というシグナルを出します。また80.10円から30pips戻って80.40円になった場合、逆に売りポジションを持ちます。このように変則的なロジックですが、建て増しの買い売りシグナルの刻み幅ととらえて頂ければ大丈夫です。
◆ForexWizardγのリスクマネジメント
ForexWizardγは途中含み損が大きくなったりする場合もありますので、資金マネージメントには十分注意をして下さい。また、なかなか負けないからといって、最初のLot数を増やしすぎてしまうと、たまたま負けてしまった時に資金の多くを失ってしまう可能性もあります。損失許容額を最初にしっかりを決めて、バックテストを参考にしながらLot数の調整を行ってください。推奨は2000ドルに対して、0.01Lot(1000通貨)です。
◆ForexWizardγのバックテスト
MT4にてバックテストを行ってみましたが、ゲムトレードのフォワードテストとほぼ同じ結果。ナンピン系なので、慎重にLot数を決めるようマニュアルにも書いてありますので、期間内の大きいナンピンを抜き出してみました。
[2011.01.04~2011.08.26]の間で、目立ったナンピン。
ナンピン6個 1回
ナンピン8個 1回
ナンピン11個 1回・・・3月中旬
ナンピン13個 1回・・・3月後半~4月頭
反転しない限り30pips毎にナンピンでポジションを建てるので、11回だと330pips、13回だと390pipsも一方的なトレンドが発生したことを示します。・・・おかしいと思ったら東日本大震災の後の暴落と介入の時期でした。
ちなみにLot数0.02でバックテストを行ってみた所、ナンピン13個の時に耐え切れずに500ドルのドローダウンが発生。つまり、0.02Lotsで運用するなら【MaxRisk】500ドルだと介入などの突発的値動きには耐えられないというわけですね。通常の相場なら全然問題ないんだけど。
さらにLot数0.01、【MaxRisk】300でバックテストを行ってみたところ、やっぱりナンピン13個のところで300ドルのドローダウンがおきました。400pips(4円)も一気に動くような相場でも耐えられように、Lot数0.01で【MaxRisk】500と設定されているようです
独自サイクル理論により為替相場を予測、マーケットに最適なタイミングで売買していきます。
※リアルタイムトレード、EAの詳細は下記リンクをクリックして下さい。
★ForexWizardγ(フォレックスウィザードガンマ)
ナンピン系のEAはリスクがありますけど、ナンピンのリスクを両建てによって解消しているというロジックに興味があります。試験的に今日から運用してみます。
また、0.01Lotの運用なら上記の通り相場が仮に400pips動いてもドローダウンにはならないEAとなります。しかし、0.01Lotだと週に10~20ドルの利益にしかなりませんので、資金のある方はLot数を増やすといいですね。私もせめて0.02Lot位で運用したいのですが・・・(推奨は2000ドルに対して0.01Lot
)。他のEA同様、重要指標発表時には運用ストップするなど、リスク管理を行いながら運用してみたいと思います。週末に検証結果を報告しますね。
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◆当ブログで紹介しているEAは「
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こちら)です。本当にスゴイです。初心者の方は、まずTOPページのフラッシュ画像下の「FXって何?なぜFXなの?」をご覧下さい。
【ゲムトレードの特徴】
①60種類以上のEA(FX自動売買ソフト)が無料・無制限に使える。
②口座運用資金として2000ドル必要。※500ドルでも可(その場合1pips手数料が発生します)
③リアルタイムトレードが見れるので、EAの成績が一目瞭然。真実の成績を元に選ぶことが出来ます。
④ユーザーにもEAプロバイダーにも公平・安心なシステム。
にほんブログ村FXツール徹底検証ランキングです。上位に有料EAを検証されているブログがありますが、とても参考になりますね。100万円以上EAに使われたそうです
2011-08-29 15:25
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