◆2012年3月9日米雇用統計が発表されます。今回はドル高？ドル安？
こんにちは。毎日腹筋背筋に勤しんでますが、全然効果がないので心が折れそうな管理人のasajiroです。
毎月第1週の金曜日は、米雇用統計の発表・・・なんですが、今月は何故か第2週となってます。
なにはともあれ、明日3月9日の22：30に「2012年2月の米雇用統計」が発表されますので、
「保有しているポジションは決済！」「運用しているEAはストップ！」して発表に備えましょう！
ちなみに今日3月8日の夜には、ドラギECB総裁の会見がありますのでこれも要注意です。自動売買の基本はリスクの徹底回避。重要指標なんてのは「確固たるリスク」なので手動で排除してあげることが肝要です。
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昨年末からずっと続いている、米景気回復傾向。それに伴って「米失業率」も回復基調、「非農業部門雇用者数」も増加しています。為替市場でもドルが強く、最近の円安に拍車を掛けている状況です。さて、我々に1番影響がある円。これからさらに円安に向うのか？はたまた円高傾向に逆戻りするのか？
もちろん最も関係性があるのが「ドル」。最近は、この米景気回復の話題がよく上がりますが・・・・本当にそうなのか？注意深く見守って行く必要がありますね。
たしか・・・
前回の雇用統計の時にも似たようなお話をしたと思うのですが、
我々日本人は、私達が暮らしているこの日本の栄華がいつまでも続くと思っています。
また、今の生活レベルが当然だと考えています。
ウチには冷蔵庫があって、テレビがあって、携帯持ってて、お風呂に入れるのが当然と考えています。
学校で勉強できて、雨風を気にすることなく、飢えることもない。当然だと考えています。
ちょっとドキッとしませんでした？
「給料が安い」「ボーナスが無かった」
なんて愚痴をよく聞きますが、日本の最低賃金は「時給645円」（沖縄）。東京都にいたっては、「時給837円」です。
東南アジアなどの途上国の国の人達が聞いたら「日給」の間違いじゃないの？と思うことでしょう。
例えば・・・タイのセブンイレブンの時給は20バーツ（1バーツは大体3円位）、円になおすと60円位です。
そんで、タイの平均的な月収は10000バーツ、円になおすと30,000円位ですね。
もちろん、物価が違うので単純に比較することは出来ませんが、
月収30,000円で・・・もしくはそれ以下のお金で暮らしている人達が世界の大半だということを忘れないようにしないといけません。
そして、企業がそういう安い労働力を求めていることを忘れてはいけません。何たって1/10以下ですからね。
大手のメーカーがこぞってアジアに進出しているように、これからの時代、この流れはもっともっと加速するでしょう。
インターネットの普及とともに、個人レベルでもアジアの安い労働力を利用することだって増えてくるはずです。
「給料が安い」「ボーナスが無かった」
と嘆く前に、本当に自分の労働が対価に見合っているのか？彼ら安い労働力と比べてどうなのか？
企業側、経営者側に立って比較してみると、新たな気付きがあると思います。
これといった特技もない。
これといった資格もない。
英語もしゃべれない。
パソコンスキルもない。
努力家でもない。
たいしてやる気もない・・・。
貧しい国々の方達の中でも、能力のある人は上記全部「ある」だったりしますよ。
もしかしたら、
我々日本人のアドバンテージは「日本人である」ことだけかもしれません。
・・・・
話を戻します。
◆雇用統計とは？
米雇用統計では、失業率とNFP（非農業部門雇用者数：nonfarm payrollsの略）を中心として、製造業就業者数・小売業就業者数・週労働時間・賃金インフレの状態を示す平均時給など10数項目が発表されます。破壊力抜群、最高に警戒しないといけないの経済指標です。最近はあまり動かないことが多かったですけど、先月は久しぶりにドカンと動きましたね！
9.0％⇒8.7％⇒8.5％⇒8.3％と失業率が改善され、小売売上高も高い水準で推移し、明るい見通しの米経済。今回も高い水準で雇用者が増える予想になってます。
今回の「2月米雇用統計」の予想。
◎非農業部門雇用者数：＋21.0万人（前回結果：＋24.3万人）
◎民間部門雇用者数：＋22.5万人（前回結果：＋25.7万人）
◎失業率：8.3％（前回結果：8.3％）
米経済指標の改善が確認されている中、「緩やかな雇用改善」と予想されています。
・・・ちなみに「1月米雇用統計」の結果はこんなカンジ。
◎非農業部門雇用者数：予想＋15.5万人 → 結果＋24.3万人
◎民間部門雇用者数：予想＋16.3万人 → 結果＋25.7万人
◎失業率：8.5％→結果8.3％
先月は予想と結果のギャップがかなり大きかったので、相場の振れ幅も大きかったですね。
今回は予想も大幅増となっているので、相場への影響がどうなるのか？興味深いところです。
予想よりプラスになればドルが買われる。予想よりマイナスになればドルが売られる。というのが基本です。
で、1月は予想より約9万人プラスという大幅増となったので・・・
これが当時のドル円のチャート。
ドカンと上がって、MAX50pips位動いてますね。
思えば、この時が円安大行進の始まりでした。
そしてこれがユーロドルのチャート。MAXで140pipsほど振れてます。破壊力抜群です。
今回、ドル高になるのかドル安になるのか私にはわかりませんけど、
今後を占う重要な指標になるかもしれませんね。
※初心者～中級者のトレーダーは大人しくチャートを眺めるだけが正解。
持ってるポジションは決済して、EAは全部止めて、イベントとして雇用統計を楽しみましょう。
12-1-1 コント『銭湯』 この頃は良かったなあ～。
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2012-03-08 14:43
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