EasySniper用リスクヘッジ法。コツコツドカン型EAのリスク管理方法。
『無敵の両建てリスクヘッジ戦法』と勝手に名前をつけちゃいました。
前回、FX自動売買におけるリスクヘッジ「両建て」について触れましたが、まだご覧になられてない方は
コチラを先にご覧下さい。「EasySniper」のようなコツコツドカン型EAのリスク管理方法について考察します。
今回は『両建てによって新しく建てたポジションで差益を取る!』について考察します。
尚、前回も申し上げましたが、以下の手法につきましては私独自の手法となります。実行するのであれば、よくよく考察を重ねた上ご自身の責任でお願い致します。又、含み損の処理は「損切り」がベストです。参考程度に聞いて頂けると幸いです。
◆『両建て』で建てたポジションで差益を取る!
①損切りの代わりに『両建て』を入れる。
②『両建て』を入れた時点で、その時の含み損は諦める。
③『両建て』を入れた時にはストップ値とリミット値を必ず設定する。
④『両建て』を入れたポジションがプラスになった時のみ決済する。
⑤『両建て』を入れたポジションがいくらマイナスになっても決済しない。
⑥『両建て』の狙いは「行って来い」。
◎分かり易く例を挙げて説明致します。※数値は全て分かり易く、切りのいい数字を使用しています。
今、私が運用しているEAの「EasySniper」は逆張りスキャル系のEAとなりますが、ドローダウン時のマイナスは300pips。私は0.25Lot(25000通貨)で運用していますので、ドルに換算するとドローダウン時は750ドルのマイナスを出す計算になります。先日、運用以来始めてドローダウンを喫したのですが、その時にも途中で「両建て」を行いました。拙いながらも「こうやってやればいいのでは?」と実践したところ結構上手くいきましたので紹介させて頂きます。
①損切りの代わりの『両建て』を入れる。
「EasySniper」の含み損が大きくなって-100pips(-250ドル)になりました。まだドローダウンまで200pipsの余裕がありますが・・・どうも逆のトレンドになっているようです。ジワジワとリミットから遠ざかってます・・・この時点で、損切りの代わりに『両建てポジ』を入れます。『含み損ポジ』と『逆のポジション』を同Lot数で建てます。
②『両建て』を入れた時点で、その時の含み損は諦める。
この時点で-100pips(-250ドル)の損失は諦めます。これがとっても大事です。「損切りした」と思ってください。それから反転して元値に戻っても『両建てポジ』を途中で決済したりしません。-250ドルで終了です。
ただし、「両建てポジ」のポイントをずらしたいという時はOKです。例えば、-100pips地点から-50pips地点にずらして『両建て』を入れたい・・・という場合です。この場合決済した瞬間、新しい『両建てポジ』を入れなければなりません。
③『両建て』を入れた時にはストップ値とリミット値を必ず設定する。
『両建てポジ』には『含み損ポジ』と逆の「リミット」と「ストップ」を入れます。これで、どんなに激しく値が動こうと-250ドルは変わりません。
④『両建て』を入れたポジションがプラスになった時のみ決済する。
ココから先はその時の状況・ファンダメンタルズ・トレンドによります。決済していいのは『両建てポジ』がプラスになった時だけです。例えば、相場が元値から-200pipsになった時、『含み損ポジ』は-200pipなので-500ドル。『両建てポジ』は+100pipsなので+250ドルとなります。この状況なら『両建てポジ』を+250ドルで決済してオーケーです。
⑤『両建て』を入れたポジションがいくらマイナスになっても決済しない。
逆に、『両建てポジ』がいくらマイナスになろうとも決済はしません。『含み損ポジ』と相殺されるので大丈夫です。決して最初の-250ドルを取り返えそうとしないこと(決済する時は最初に設定したストップに刺さる時です)。これをやってしまうと『両建てポジ』がマイナスで決済されてしまうので、決済した後に反転した場合に大惨事となります。自信があるのであれば構いませんが・・・相場と自分の思惑は全く関係がありません。『両建てポジ』のポイントをずらす時以外は、決してマイナス決済はしないようにしましょう。
⑥『両建て』の狙いは「行って来い」
④で不思議に思った方がいらっしゃるかと思います。「それじゃあ-300pipsまで行った場合に-750ドル+250ドルで、トータルが-500ドルになってしまうじゃないか」と。ご名答です。それから『両建てポジ』を入れることなく-300pipsまで行けばトータル-500ドルとなってしまいます。最初の-250ドルから増えちゃいましたね。しかし『両建て』でのリスク管理の場合、最悪ここまでを許容します。(※実際には、さらに『両建てポジ』を入れるので-500ドルにはなりません)
そのリスク許容の恩恵が
レンジ相場の「行って来い」です。特に重要指標発表時の「行って来い」を狙います。
これは9/2の「8月米雇用統計発表」時のGBP/USDのチャートです。一気に80pipsほど急落してすぐ50pips程戻ってますね。この「行って来い」を狙います。逆に急上昇した場合はノーアクションです。
◆無敵のポジション
実は・・・『両建てポジ』は無敵のポジションです
重要指標発表でドッカンと急上昇しようが急降下しようがどうってことありません。すでにマイナス分(上の例で言えば100pips)を許容しているので、ドーンと構えててオッケーなのです。この精神状態が、この戦法の一番の利点かもしれません。
◆「行って来い」を食う!
そして、相場は基本的にレンジで動きます。上がったり下がったりの繰り返しです。1日に何回行ったり来たりを繰り返すでしょうか?特に重要指標発表時は、短時間の内にドカンと動いて元に戻る「行って来い」のパターンが多いですよね。
その「行って来い」を食います!『両建てポジ』の損益がプラスになった場合のみです。ドカーンと動いて反転しそうな所まで行ったら決済。後は自然と値が戻るのを待ちます。値が戻ったら(上のチャートで言うと「両建てポイント」)また『両建てポジ』を入れます。これを繰り返すわけです!
◆「戻りを待つ」・・・戻った分だけ利益になる!
本来ポジションを取る時には細心の注意が必要ですが、この方法の場合、何も考えずに「戻った」と思った時に『両建てポジ』を入れるだけでオッケーです。戻りは1/2でも1/3でも構いません。元値をオーバーしてくれるとウハウハです。戻った分だけ利益になります!仮に、戻らずに「行ったまんま」でもオーケーです。「あら、こりゃ戻らないかな?」と思ったら、すばやく新しい『両建てポジ』を入れて下さい。
◆決済した後に放置しない。
大事なことは『両建てポジ』を入れない状態のまま長時間放置しないってことです。この戦法は決済した後に「戻りを待つ」という作業が重要になりますが、その途中で寝ちゃったり、外出したりしないこと。「もっと戻る」と思ってもなるべく『両建てポジ』を入れてから寝るようにしましょう。ただし・・・明らかにトレンドが変わったり、損失がリスクの許容内に収まるようであれば、放置して行く末を見守るのも一つの手だと思います。ドンドン戻っている時にわざわざ『両建てポジ』を入れる必要はありません。
◆欧米時間のレンジ相場を食う。
そして「レンジ相場」と判断出来れば、『両建てポジ』がプラスの時ならいつ決済してもいいです。10pips~30pips位を細かく抜いてもいいでしょう。特に深夜の欧州時間・米時間は激しく値が動きます。数分で20~30pips動くのなんてザラです。これを利用しない手は無いですよ~。
ガンガン『両建てポジ』を入れて、プラスになったら決済→戻りを待つ→『両建てポジ』を入れる。を繰り返しましょう。ただし、「戻りを待つ」という作業が必要なので、時間のないサラリーマンの方などは短期間で乱高下する「重要指標発表時」が一番楽だと思います。特に動きがハンパじゃない重要指標の時は、直前に『両建てポジ』をいれて身構えておくといいと思います。「行って来い」になれば大成功です。
さらに長くなりので、次回『無敵の両建てリスクヘッジ戦法』その3に続きます。
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次のページ(『無敵の両建てリスクヘッジ戦法』その3)
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2011-09-16 12:30
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