Forex Racco v2.00（フォレックスラッコ）検証。ゲムトレードランキング3位のMT4用無料EAです。運用実績・成績は？

FX初心者が、無料のFX自動売買ソフトを使って本当に勝てるのか？を検証します。
今週から、Penguinさんの自信作EA「Forex Racco v2.00」を運用してみようと思います。



◆Forex Racco v2.00（フォレックスラッコ）とは？
「Forex Racco v2.00」（EAの詳細・リアルタイムトレードはコチラ）は、MetaTrader4（MT4）用の自動売買ソフト(EA)です。5分足の逆張り系スキャルピング型EAとなりますが、その特色は30分足・60分足で「トレンド」を認識してエントリーすることにあります。
つまり、逆張り系EAの最大の弱点である「トレンド相場」でトレンド方向のエントリーしかしないEAだということです。トレンドと逆行するポジションを取らないので、ドローダウンのリスクが極力軽減されますね！トレンドを認識したエントリーをするから「Forex Racco v2.00」はストップ幅わずか50pipsで勝率95％以上を実現！安心して運用できる、本当の「コツコツ型EA」です。もちろん非ナンピン・非マーチンゲールです。


★トレンド系逆張りスキャルEA！「Forex Racco v2.00」




◆「Forex Racco v2.00」の概要
取引通貨：EUR/USD
取引時間軸：5分足
製作者：Penguin FX
PF値：2.83
トレード回数：55回（2011.8.30～2011.10.24）
勝率：96.36％
損益レシオ：0.11

EAの手法：独自の手法。非マーチンゲール、非ナンピン。
EAの種類：スキャルピング
EAの特徴：トレンド系逆張り型
EAの利幅：小（利益8pips、損失50pips）※約定時のスプレッドが関与します。

※MaxTrade（1～10迄設定可能、初期値は5）の数までポジションを持ちます（ナンピンではありません）。
※複利運用が可能です。その場合Risk（1～10％）を設定することが出来ます。
例）資金3000ドルで10％に設定すると、ドローダウン時の損失が300ドルになるようにLot数が自動計算されます。

バックテストの詳細については、以下の内容をご覧下さい。



◆「Forex Racco v2.00」のロジック（マニュアルからの抜粋）
非ナンピン・非マーチンゲールタイプの24時間稼動型EUR/USD（5分足）専用逆張りスキャルピングEAです。
長い時間足（30分足・60分足等）でトレンドの方向を見極め（順張り方向）、短い時間足（5分足）で逆張りにエントリーします。

TP：8（リミット値）、SL：50（ストップ値）と、ストップ値がそれほど深くありませんので、Lot数を大きくし過ぎない限り、大きな含み損を抱えることはありません。よって低Lot（0.01Lot）であれば、非常に少ない資金量（500ドル）でもトレードが可能です。

複数ポジションを保有するように設定されていますが、これはエントリーシグナルが出ている間、maxtradesで指定した値になるまでポジションを増やすというもので、ナンピンするものではありません（maxtrades＝1で単一ポジション）。
TP値が8pips（スプレッド分が引かれるので実質6pips前後）と小さいので、複数ポジションを持つことにより利益を出すことが可能となっています。リスクを取るのであれば単一ポジションでの運用をすればOKです。

翌週にポジションを持ち越さないように、土曜日深夜0時以降、新たなポジションの保有を制限し、万一ポジションを保有していた場合は、土曜日の早朝4時に強制クローズします。

アグレッシブなトレードを希望の方の為に、「逆マーチンゲール」機能を搭載しました。



◆「Forex Racco v2.00」のパラメータ（一部抜粋）
Slippage：3
mm：true　※自動複利機能の設定（true：使用する false：使用しない）
risk：1～10（複利運用時のロット自動計算値）
Lots：0.1（単利運用時のロット数）
maxtrades：5
TakeProfit：8（ただしスプレッド分小さくなります）※実質は6前後。
StopLoss：50（ただしスプレッド分大きくなります）
rev_martingale：false ※逆マーチンゲール機能の設定（true：使用する false：使用しない）
muitiplier：逆マーチンゲール機能の倍数。前取引の「muitiplier倍」で次回エントリーします。
martinlimit：逆マーチンゲール機能の最大倍数。初期Lot数の「martinlimit倍」が最大倍数となります。
overbought：74　※RSIフィルター値。この値より大きい時にShortエントリーします。
oversold：27　※RSIフィルター値。この値より小さい時、Longエントリーします。

※単利の場合、「mm：false」にして「Lots」を設定。
※複利の場合、「mm：true」にして「risk」を設定。
※より堅実に運用したい場合は「maxtrades」を低く設定。
※逆マーチン機能を使用する場合「rev_martingale：true」にして「muitiplier」と「martinlimit」を設定。



◆「Forex Racco v2.00」のリスクマネジメント
「Forex Racco v2.00」は、ストップが50と比較的浅く、トレンドに沿ってエントリーするので大きく負けることはないでしょう。
ただし、リミット値が小さいコツコツ型となるので、Lot数を上げないと儲けが少ないのも事実。だからといって、証拠金に合っていないLot数で運用すると、タイミング悪く負けてしまった時に大きな損失を出してしまいます。
「タイミングが悪い時」というのは、「ちょうどエントリーした時にトレンドが変わった時」です。そしてmaxtradeの数だけエントリーする可能性があるのを忘れないで下さい。maxtradeが5なら、5連敗する可能性があるってことです。
損失許容額を最初にしっかりを決めて、バックテストを参考にしながらLot数の調整を行ってください。また、トレンドに沿ったエントリーをするとはいえ、突発的値動きにはおそらく脆弱でしょう。ファンダメンタルズ要因に充分注意を払って運用をしましょう。

推奨は500ドルに対して、0.01Lot（1000通貨）です。



◆「Forex Racco v2.00」のバックテスト
リリースされたのは8月の末なので実質まだ2ヶ月のフォワードテストしか公開されていません。
というわけで、直近約10ヶ月間のバックテストを行ってみました。



①検証期間[2011.01.03～2011.10.11]　複利RISK：3運用　3000ドル持ち　逆マーチン無し　TP値：8
PF値：2.52　勝率95.65％（242勝11敗）　損益レシオ0.11　利益：＄1871　最大DD：＄410（8.42％）



②検証期間[2011.01.03～2011.10.11]　複利RISK：3運用　3000ドル持ち　逆マーチン有り　TP値：8
PF値：2.44　勝率95.65％（242勝11敗）　損益レシオ0.11　利益：＄6990　最大DD：＄1581（15.88％）



③検証期間[2011.01.03～2011.10.11]　複利RISK：10運用　3000ドル持ち　逆マーチン無し　TP値：8
PF値：2.53　勝率95.65％（242勝11敗）　損益レシオ0.11　利益：＄10910　最大DD：＄3675（26.24％）



④検証期間[2011.01.03～2011.10.11]　複利RISK：3運用　3000ドル持ち　逆マーチン無し　TP値：10
PF値：1.70　勝率92.00％（230勝20敗）　損益レシオ0.11　利益：＄1530　最大DD：＄616（18.24％）


①と②の比較は「逆マーチンゲール機能」の有無。利益率は圧倒的に「逆マーチン有り」が高いです。
②と③の比較は「逆マーチン」と「複利Risk10」。恐るべし複利Risk10です。＄10000以上のプラスに。
①と④の比較は「TP値：8」と「TP値：10」。TP値が2上がるだけで勝率が3％も落ちます。


◆「Forex Racco v2.00」総括
個人的見解ですが、逆マーチンより、Riskレベルを上げる方が効率がいいように思えます。このEAは勝率が高いので、普通に連勝が続くわけですよ。で、連勝しながら逆マーチンでLot数が上がっていくとなると、0.1・・・0.15・・・0.22・・・0.3・・・0.3・・・0.3・・・と推移していきます（倍率1.5、最大倍率3.0の場合）。ほとんどのトレードが0.3で行われるわけです。どうせ連勝するんだから、この「0.1・・・0.15・・・0.22・・・」の部分がもったいないと思うんですよね。最初から「0.3・・・0.3・・・0.3・・・」でいいのではないかと

これが、仮にトレンドフォロー型のEAで、トレンドに乗ってる時に「0.1・・・0.15・・・0.22・・・」と増えて行って、勝ち負けに関係なくトレンドが終わったら「初期Lot0.1に戻る」っていうロジックならスゴイと思うんだけどね。逆マーチンの目的は「勝っている時に利益を伸ばす」ってことなんだろうけど、勝ちトレードと負けトレードに関連性がないわけだから、最初から0.3でいいじゃんと思うわけです。

「連敗防止」と言っても、maxtradeを「5」に設定してたら、Lot数0.3のまま5連敗することもあるわけですし・・・。
かなりの破壊力を持った「逆マーチン機能」ですが、リスクが伴うこともお忘れなく。しかしバックテストでは充分な結果が出ているので、短期間で早く結果を出したい！という方にはピッタリの機能だと思います。

あと、TP値（リミット）についてですが、初期値の8がベストみたいですね。いじる必要は全くありません。ただ、TP値が2上がるだけで勝率が３％も落ちますので、2pipsの闘いみたいなシビアなトレードも中にはある、ということを理解しておかないといけませんね。

◎補足
同製作者による同じコンセプトのEA「Hyper Hamster」の方が勝率（99％以上）もPF値（9.0以上）も圧倒的に高いのですが、「Forex Racco v2.00」の方が優れている点が一つだけあります。
それは「エントリー数」。同じ期間のバックテストでは「Hyper Hamster」のエントリー数58に対して「Forex Racco v2.00」は253！約5倍のエントリー数となります。つまり・・・利益率で言えば「Forex Racco v2.00」が圧勝ということになります。



★トレンドを正確に捉えてエントリーする逆張りスキャルEA「Forex Racco v2.00」！


今後、ポートフォリオの軸となり得るEAだと思います。とりあえず単利0.1Lotでの運用で、検証していきたいと思います。今週末には実践結果をお知らせしますね。宜しくお願いします。



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【ゲムトレードの特徴】
①70種類以上のEA（FX自動売買ソフト）が無料・無制限に使える。
②口座運用資金として2000ドル必要。※500ドルでも可（その場合1pips手数料が発生します）
③リアルタイムトレードが見れるので、EAの成績が一目瞭然。真実の成績を元に選ぶことが出来ます。
④ユーザーにもEAプロバイダーにも公平・安心なシステム。



にほんブログ村2～5位に有料EAを検証されているブログがありますが、とても参考になりますね。100万円以上EAに使われたそうです。

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タグ：Forex Racco v2.00 ゲムトレード フォレックスラッコ