連日ドル円が最高値を更新して、危険水域で超円高が進行しています。
ここ数日の安値は75円台が当たり前・・・日本の根幹を成す主要な輸出企業にとっては死活問題です。
日本政府当局の円高対策が注目されるところですが・・・
警戒感は尚強いものの、本日も円売り介入は行われませんでした。
やはり単独での介入は効果が薄いんですかね・・・。
8月の介入時もあっという間に元の水準に戻っちゃいましたからね。
とはいえ、下値が介入による警戒感で支えられているのも事実。
ギリシャを中心とする欧州不安は簡単には治まる気配はありません。第2のギリシャも多数スタンバイしてますしね。
リスク回避としての円買いには、スイスのように断固たる決意を示さないと対抗出来ないような気がします。
国が破綻する。。。決して他人事ではありません。
「日本が破綻する」(もうすでに破綻している?)というのも・・・そう遠くない未来かもしれません。
というわけで、
世界の実質経済成長率ランキングを見てみましょう!
今、どの国が経済成長しているの?中国?インド?
ざ~~~っと見るだけでも、世界の動きが何とな~くわかります
★世界の実質経済成長率ランキング!2010年度比のGDP成長率です。
1位 カタール 中東 16.27% +6位
2位 パラグアイ 中南米 15.27% +145位
3位 シンガポール アジア 14.47% +97位
4位 台湾 アジア 10.82% +115位
5位 インド アジア 10.37% +10位
6位 中国 アジア 10.30% -1位
7位 トルクメニスタン ヨーロッパ 9.22% +13位
8位 アルゼンチン 中南米 9.16% +76位
9位 スリランカ アジア 9.13% +34位
10位 コンゴ共和国 アフリカ 9.01% +2位
上位はアジアが多数ランクイン!
1位のカタールは石油産出国。パラグアイ・アルゼンチンは農牧国なんですけどねw豊作だったのかな?
3位~6位は主要なアジア国。インド・中国は予想通りにしてもシンガポール・台湾の伸びは凄いですね。
ヨーロッパ勢で唯一TOP10に入ったのがトルクメニスタン。この国は石油・天然ガスの産出国なのです。
アフリカのコンゴ共和国も石油の産出国。化石燃料系の地下資源がある国は強いですね。
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38位 香港 アジア 6.81% +93位
49位 韓国 アジア 6.11% +42位
93位
日本 アジア 3.94% +75位
日本の位置はココ。93位。韓国に大きく水を開けられてます。
それでも前年から75位ランクアップしてるから大幅に順位を上げてます。
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101位 ドイツ ヨーロッパ 3.50% +51位
114位 カナダ 北アメリカ 3.07% +12位
116位 アメリカ 北アメリカ 2.83% +13位
119位 オーストラリア オセアニア 2.75% -41位
123位 スイス ヨーロッパ 2.55% -5位
141位 ニュージーランド オセアニア 1.52% -19位
142位 フランス ヨーロッパ 1.49% -14位
143位 ポルトガル ヨーロッパ 1.40% -16位
145位 イタリア ヨーロッパ 1.30% +16位
146位 イギリス ヨーロッパ 1.25% +11位
166位 スペイン ヨーロッパ -0.15% -21位
主要なヨーロッパ諸国は軒並み下位。カナダやアメリカもこの位置です。
資源国家のオーストラリアやニュージーランドもこの中にいるのでちょっと驚きです。
ギリシャに次ぐ危機的国家の名前もありますね。
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182位
ギリシャ ヨーロッパ -4.54% -61位
183位 ハイチ 中南米 -5.05% -119位
そしてブービーがギリシャ。いまだギリシャ債の損失を廻って銀行団との協議が紛糾しています。国債が紙切れになるなんて銀行も納得しませんよねえ。こんな状況でも特権階級(公務員)は自分の利益を保全しろ!と言っているのだから驚きです。ギリシャって観光立国なのに、こんな状況じゃ観光客も激減だろうしね~もう完全に終わったかな~
最下位は、昨年大地震で31万人の死者を出したハイチ。もともと政情不安のある国だけど、経済的にも大打撃を受けたようです。その後の復興の話とか全然報道されないけど・・・どうなってるんでしょうね。
※経済成長率(%)=(当年のGDP - 前年のGDP) ÷ 前年のGDP × 100
GDP(国内総生産)とは一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額。経済を総合的に把握する統計である国民経済計算の中の1指標で、GDPの伸び率が経済成長率に値する。詳しくは国内総生産 - Wikipedia参照。
実質経済成長率(%)= (当年の実質GDP - 前年の実質GDP ) ÷ 前年の実質GDP × 100
実質GDPの変動を実質経済成長率と呼ぶ。
こうやって、経済成長率で各国を見てみるのも勉強になりますね。ただ単に目の前の為替レートを見て一喜一憂するだけではなく、たまには違う目線で物事を見ると頭の中の引き出しが増えていいと思います。
つまらん!お前の話はつまらん!
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2011-10-27 12:22
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