スペインの失業率に見る欧州の現状。仕事がない・・・
こんにちは。ブログ管理人のasajiroです。
先週末の為替市場は・・・
スペインへの融資条件の緩和合意というEU首脳会議を受け、ユーロが急騰。
ゴイゴイと上昇するチャートを見て、一瞬・・・大事件か？サプライズか？
と焦った管理人でしたが・・・それだけスペインに注目が集まってるってことなんでしょうね。
ユロドルは1.24前半でモミモミしてたのに、あっと言う間に1.26を超える所まで上昇。
独メルケル首相の発言に一喜一憂するカンジで反落したり、また急騰したり。
結局、1.26の後半まで押し上げて1.26中盤で引け。
さて、これだけ急騰した後。来週の窓はとても危険な匂いがします。
ＥＡの運用には充分注意して下さいね。
さて、このスペイン。
引用
Garbagenews.com
この・・・
スペインの失業率はなんと24.3％！
4人に一人は失業者ってこと。
さらに、
引用
Garbagenews.com
若年層（25歳以下）の失業率は52.7％！
つまり若者の二人に一人は失業者。
会社が潰れたとか業績不振でリストラされたとか理由は色々とあるだろうけど、
50％ってことは、その中には頭脳明晰な若者・やる気満々の若者もたくさんいるはずです。
ってことはなんだ？
今、ヨーロッパには仕事がない！
仕事自体がないんだよきっと。
リーガエスパニョーラ（サッカーのスペインリーグ）なんか見てると、
観客は一杯入ってるし、選手の年棒はムチャクチャ高いし・・・破綻してる国には見えないけどね。
グラフをもう一回見てみよう。
ギリシャとスペインが突出しているわけだが、
スロバキア・ポルトガル・イタリア・ブルガリアなんかも30％を越えてるわけ。
20％超えなんてのは当たり前。
「欧州危機」なんて言ってても危機の状況がピンと来ないけど、数字見ると分かりやすいね。
そろそろ暴動とか起きるんじゃないの？
若者が働いてない（働けない）国って・・・異様ですよね。
ちなみに日本の失業率は4.6％。若年層の失業率は9.1％。
そりゃ、リスク回避通貨って見られちゃうわけだ。
欧州に比べれば、日本は健康なんですよ。今の所。
過去「太陽の沈まない国」と言われたハプスブルグ家のスペイン帝国。
そのなれの果てが「若者の失業率52％」。
「日本に限って、スペインみたいにならない」なんて誰も言えないぞー。
今、政府は消費税問題でモミモミしてるけど、
くだらない権力争いより、もっと根本的な問題に取り組んでもらいたいですよね。
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