定年後雇用を義務付けた法案可決。来年から年金支給引き上げ開始。ビジョンを明確に持ちましょう。
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さて、各通貨とも値動きが少ないですね。
ドル円なんてチョビットのレンジで全然動く気配がありません。
昨日の米GDP発表もベージュブック報告後もほとんど動意はなく・・・
こりゃ明日の
バーナンキ議長の講演待ちですね。
明日は、早めにＥＡを止めて様子を見た方がいいと思います。
・・・・
ところで、60歳の定年後も希望者全員を65歳まで雇用することを義務付けた
「改正高年齢者雇用安定法」が可決・成立しました。
「ごめん。年金払えねーから、65歳までは企業が面倒見てネ！」
というのを企業に強制した法律。我々からしたら「よくやった！」って法案だけど、
企業からしたら「おいおいおい！てめーらの不手際をこっちに回すなよ！」ってカンジでしょうか。
実際に、来年から厚生年金の支給開始年齢は段階的に引き上げられるそうです。
2013年から三年ごとに一歳ずつ。つまり、
2013年 61歳
2016年 62歳
2019年 63歳
2022年 64歳
2025年 65歳
で、もちろんこれで終わりなんかじゃない。
「先進諸国の平均寿命・受給開始年齢を十分参考にし、
68歳～70歳へのさらなる引き上げ」
を国は検討しているのです。
は？さらに引き上げ？そんなん許さん！政権交代や！
って思いますよね。
だって、仮に、65歳まで企業が雇ってくれるとして、その後どーすんの？？？？
さて、asajiroは現在37歳。
28年後（2040年）には65歳になるわけですが、
はて・・・28年後に年金支給年齢が「68歳～70歳」で済んでるかどうか。
年金支給開始は75歳から！
なんてことになってても全然おかしくないわけですよ。
なんでも「65歳以上の高齢者１人を支える15～64歳の現役世代」が、
2010年 2.8人
↓
2040年 1.6人
に激減するのです。国の政策が悪いとか年金制度がダメとかなんとか言う前に、
【若者】＜【老人】ってなっちゃうんですよ。
今でも破綻寸前なのに、このまま行けるはずないですよねえ。
支給開始年齢を引き上げ・・・支給金額を大幅に減らさないと無理なんです。
で、それまで
企業が面倒見ろ！
とか言ってるわけですが、企業だってねえ・・・
ただでさえ、競争力を失ってリストラが進む昨今。
本音を言えば、必要ない人材はバッサバッサと切り飛ばしたいトコロ。
特に、体力や視力が必要な仕事の場合は厳しい選択を迫られることでしょう。
企業だって生き残りに必死なんだから。
まあ、この辺は企業がどうやって対応するか見物ですね。
で、私達がしなきゃいけないことは？
思考停止にならないこと。
どうにかなるでしょ？・・・どうにもなりません。確実に支給開始年齢は上がり、金額は減ります。
国がどうにかするでしょ？・・・消費税が30～40％になれば大丈夫かもしれません。
今、そういった世の中が、ヒタヒタと忍び寄っています。
すでに、日本の安心神話は崩れ落ちているのです。
目を背けないで、今のうちから色々考えとかないとね。
（70歳とかなって、コンビニ深夜週6日勤務！とかしたくなーい！仕事があればまだいいか）
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2012-08-30 13:58
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