2017年7月20日、欧州中央銀行(ECB)にて定例理事会が行われましたが、金融緩和政策の維持が確認され、金融緩和の出口戦略については議論されずに「先送り」となりました。さて、今後のユーロはどう動くのでしょうか?ユーロドル、ユーロ円は?
こんにちは!ブログ管理人の浅次郎です。
先月末、ECBドラギ総裁が「金融緩和の縮小」を示唆してから、
ユーロはほぼ一方的に上昇。
ドイツの国債利回りも上昇し(国債価格は下落)、
すわ・・・ECBも出口戦略へ向かうのか?
という認識が広がっています。
この時のドラギ総裁の発言がどういう意図のものだったのか?
7月20日のECB定例理事会に注目が集まりましたが・・・・
・金融緩和政策の維持
・経済状況が悪化すれば、緩和政策の拡大もある
・政策変更の議論は秋に先送り
という「火消し」的な内容となりました。
→
ECB政策変更は秋に討議、超緩和スタンス維持
今日の朝刊
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要は、
ドラギ総裁「テヘペロ!この前の発言は忘れてね!」
ということだと思われます。
ユーロ高や債権安や株安は望むところじゃないですからね。
しかし、
いずれ金融緩和は縮小しなければならないわけで、
テーパリング(資産買い入れの段階的縮小)は不可避なのですから、
ドラギ総裁がジャブを打ちたくなる気持ちも分かりますよ。
いきなり発言すると市場が混乱しますからね。
まあ、ドラギ総裁の思惑は置いておいて、
問題は今後のユーロがどうなるのか?
ですが、その前に一つ。
私はよくこんな感じで
「今後の◯◯がどうなるのか?」
という記事を書きますが、
これはその通貨における「トレンド」を
「金融政策」や「経済指標」という観点から予想しているわけです。
予想が「当たる」か「当たらない」かは大きな問題ではありません。
(これが100%当たるなら大金持ちになれます。笑)
大事なのは「予想をしておくこと」でして、
これを「自動売買」や「裁量トレード」に応用するわけです。
例えば、
自動売買ソフト(EA)がユーロドルでロングのポジションを持ったけど、
逆行してマイナスが膨らんでいる・・・
という状況に直面した時に、
ユーロ高予想・・・放置。
ユーロ安予想・・・損切り。
という判断が出来るわけです。
そういえば、
先日「ユーロ高予想→放置」の判断をして大負けしましたけど(笑)。
(最終的にはユーロ高で間違ってなかったのですが、反転する前にストップに刺さった)
ま、目先の勝ち負けなど、小さいことです。
大事なのはこれを繰り返すことで、
ちょっとでも勝率・収益率を上げること。
FXに限った話ではありませんが、
こういった小さな努力の積み重ねこそが、本当の必勝法
だと思いますけどどうでしょうね?
というわけで、
長期的な流れを予想しておくのはトレードにおいて大きな意味を持ちますので、
皆さんもこの作業はやっておいた方がいいですよ。
話を戻しましょう。
問題は今後のユーロがどうなるのか?
今回のECB理事会を受け、
市場は「ユーロ安」になるかと思いきや・・・「ユーロ高」で反応しています。
つまり、
「火消しに躍起だけど、近い将来緩和縮小に動くんやろ?」
と市場は考えているのかと。
先日も書きましたが、
「金融緩和は物価上昇に繋がらない」というのは、
アメリカを見ても日本を見ても欧州を見ても明らか。
そのことに各国の中央銀行も気づいているわけで、
さっさと「金融政策を正常化したい」と考えているわけですよ。
先日、カナダが約7年ぶりに「利上げ」を実施。
イギリスも「近々利上げ濃厚」。
オーストラリアやニュージーランドも利上げ準備中・・・と言われています。
現在、遅れているのが「欧州」と「日本」なわけですが、
(日銀もとっくに気づいてますが)
欧州(ECB)も近いうちに緩和縮小に向かう・・・
と考えていいのかと思います。
そうなれば・・・
今後ジワジワとユーロ高になると予想出来ますね。
しかし、まあそう単純にはいかないのが相場。
何が起きるか分かりませんので、
常にアンテナは高くしておきましょう。
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