2019年3月13日は春闘2019の集中回答日。今年は「脱官製春闘」で、政府からの賃上げプレッシャーなし。そんな中で発表された各企業のベア妥結額はいくら？ベア鈍化で先行き不安？賃金が上がってるのに物価が上がらないのはなぜ？賃金が上がっている今の状況はかなりマシ？
どもどもasajiroです。
3月13日は春闘2019の集中回答日。
さてどういう結果になったんでしょうね？
以下、出来る限り調べました。
トヨタ 非開示※総額10,700円（昨年1,300円）
日産 3,000円（昨年3,000円）
ホンダ 1,400円（昨年1,700円）
マツダ 非開示※総額9,000円（昨年1,400円）
スバル 1,000円（昨年1,300円）
三菱自動車 1,400円（昨年1,500円）
ダイハツ 1,500円（昨年1,500円）
スズキ 1,500円（昨年2,400円）
日野自動車 2,000円（昨年2,000円）
いすゞ 1,400円（昨年1,500円）
ヤマハ 1,400円（昨年1,500円）
三菱電機 1,000円（昨年1,500円）
日立製作所 1,000円（昨年1,500円）
パナソニック 1,000円（昨年1,500円）
富士通 1,000円（昨年1,500円）
NEC 1,000円（昨年1,500円）
東芝 1,000円（昨年1,500円）
ソニー ？円（昨年？円）
シャープ 1,000円（昨年1,500円）
富士電機 1,000円（昨年1,500円）
村田製作所 1,000円（昨年1,500円）
安川電機 1,000円（昨年1,500円）
OKI電機 1,000円（昨年1,500円）
三菱重工業 1,500円（昨年1,500円）
川崎重工 1,500円（昨年1,500円）
新日鉄住金 1,500円（昨年1,500円）
JFEスチール 1,500円（昨年1,500円）
神戸製鋼 1500円（昨年1,500円）
IHI 1500円（昨年1,500円）
住友重機械 1,500円（昨年1,500円）
森永 983円（昨年1,984円）
明治 1,500円（昨年1,497円）
サッポロ ？円（昨年2,000円）
キリン ？円（昨年？円）
サントリー ？円（昨年？円）
王将 ？円（昨年？円）
ロイヤルホスト ？（昨年？円）
すかいらーく ？円（昨年？円）
ゼンショー（すき家） 1,300円（昨年2,000円）
NTTグループ 2,000円（昨年1,800円）
KDDI 1,951円（昨年1,782円）
JT（日本タバコ） ？円（昨年？円）
セブン＆アイ ？（昨年？円）
ローソン ？（昨年？円）
ファミリーマート ？（昨年？円）
全日空 ？円（昨年1,500円）
日本航空 ？円（昨年？円）
JR東海 1,300円（昨年1,300）
JR東日本 ？円（昨年1,328円）
JR西日本 1,000円（昨年1,200円）
ヤマト運輸 5,599円（昨年2,503円）
三菱東京UFJ銀行 ？（見送り）
三井住友銀行 ？（見送り）
みずほ銀行 ？（見送り）
第一生命 ？％
損保ジャパン ？％
東京海上日動 ？％
三井住友海上 ？％
大林組 ？円
清水建設 ？円
大和ハウス ？円
ニトリ ？円
※
資料はこちら
現時点で未回答の企業も多いわけですが、
新聞やニュースの口調は、
「ベア前年割れ相次ぐ」
「先行き不安、ベア鈍化」
「アベノミクス暗雲」
→
春闘集中回答日、ベア前年割れ相次ぐ 消費拡大に黄信号
という感じで、
非常にネガティブな言葉が多いです。
実際に調べてみると、
まあその通りで前年割れの企業が多いんですが、
中にはヤマト運輸のように大幅増の企業もあります。
また、昨年2018年は安倍首相が大々的に「3％の賃上げ」を掲げた「官製春闘5年目」。
前年2017年の春闘がイマイチな結果だったので、
政府から大きなプレッシャーが掛かっていたんですね。
しかし今年2019年の春闘では官製春闘の匂いがあまりしません。
「◯％の賃上げ」といった目標設定もなく・・・
「脱官製春闘」とも言われてますね。
つまり今年はお上からのプレッシャーが殆どなかったわけですが、
そんな中、昨年の下回ると言えども
結構な額の「ベア」が行われているという事実。
これで、ベアは6年連続です。
企業によっては総額10,000円を超えるところもあるでしょう。
もちろんこれは一部大企業での話ですが、
中小企業の給料も多少は上がっているはず。
そう考えると・・・
この6年間で日本全体の賃金はかなり上がったはずでね。
賃上げに関しては、
そうネガティブに捉える必要はないんじゃないかと思います。
これは予測値ですが、だいたいこんな感じになるのかと。2019年は2016～2017年より高い水準になる？
問題は賃金の方ではなく、
消費税と物価。
消費税が８％になったのが2014年で・・・
賃金上昇の効果を相殺している点。
それから、これだけ金融緩和を行い、賃金は上がってるのに、
物価はほとんど上がっていない点。
何故か？
簡単な話で・・・
賃金が上がっても
消費が増えていないんですな。
その最大の理由は、
「先行き不安」
この一言に尽きると思われます。
将来・老後が不安だから、お金は使わず貯蓄。
という日本人がとても多いのでしょう。
まあ、今の国家財政を考えると・・・
誰でも不安になるよね。
今後は「増税」「社会保障費の大幅削減」が行われない限り、
どうにもこうにもならんと思います。
物価が上昇すればまだ何とかなるかもですが、
その気配は全くなく・・・停滞したまま。
この「先行き不安」が「少子化」を生み、
さらなる消費減少に繋がる・・・。
この記事で強く言っておきたいのは、
今は
全然マシ！ってこと。
「浅次郎さん、うちの会社にベアとか昇給とか関係ないです」
「非正規社員で、明日どうなるかもわかりもはん」
という方もいらっしゃると思いますが、
少なくとも「仕事がなくて失業中」って方はごくごく少ないはず。
6年前から給料が全然上がってない・・・っ方もごくごく少ないはず。
（10年前はリストラ・リストラの嵐だった・・・！）
間違いなく、10年前に比べれば今は「好景気」なのです。
しかし・・・
「好景気」はいつまでも続くわけじゃありません。
2019年の10月には10％の消費税アップが予定されていますが、
これでさらに消費を落ち込むのは目に見えています。
中国経済の減速、韓国の度が過ぎる反日、欧州の政治不安・・・
この先、日本経済どころか世界経済もどうなるか分かりません。
だからこそ、
何かを始めるなら、何かにチャレンジするなら、
「まだマシ」な今の内だと思います。
人生、何歳から何を始めても遅いことはありません。
頑張って行きましょう。
ではまた！
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