2019年12月12日、イギリスにて総選挙が行われましたが、結果はジョンソン首相率いる保守党の歴史的圧勝!これで英ブレグジットの混乱も収まり、合意なき離脱は回避された?今後の日程は?為替はどう動く?
どもどもasajiroです。
2019年12月12日、イギリスで総選挙が行われましたが、
ジョンソン首相率いる与党保守党が圧勝しました。
保守党は66議席増え、
過半数を大きく超える
364議席を獲得。
逆に労働党は40議席を失って大敗となりました。
で、為替がどう動いたかというと・・・
大きくポンド高で反応!対ドルでは400pipsの上げ幅となりました。
保守党の勝利はある程度織り込み済みだったと思いますが、
それでもなお、これだけ上昇するとは・・・
ブレグジットにまつわる不安の裏返し・・・そして期待の現れでしょうねー。
メイ首相時代にブレグジットが進まなかったのは、
「EU離脱案」がことごとく議会を通過しなかったため。
保守党が単独過半数に達しておらず、
他党の協力が必要だったわけですが、
それがなんやかんやで得られなかったからです。
これが英ブレグジットの混乱の元凶だったわけですが、
それもおしまい。
保守党が単独過半数を得たため、
EUと合意した「離脱協定案」が議会を通ることになるでしょう。
→
英政権、20日にEU離脱法案を議会提出=首相報道官
ロイターによると「クリスマス前」には手続きを開始するとのこと。
今後の日程はこんな感じ。
2019年12月、離脱協定案を下院に提出
2020年1月末、EUを離脱。移行期間に入る。
→EUとの自由貿易協定(FTA)交渉が行われる。
2020年6月末、移行期間延長の可否を判断する期限
→交渉が上手く行かなければ移行期間延長も。
2021年1月、順調にFTAがまとめれば、完全なる離脱。
今後の焦点は
「EUとのFTA交渉」となります。
これはイギリス側とEU側の利益が正面からぶつかることになり、
双方引くに引けない点もあるのでかなりの難航が予想されています。
(通常、この手の交渉は数年掛かり。TPPもそうだったよね)
要は金ですな。
金が絡むと人も変わるし、国も変わります。
どこまで突っ張るのか、どこで妥協するのか・・・見ものですなー。
しかし6月末までにある程度交渉をまとめないと・・・
「移行期間延長」となり、
2021年1月には
「事実上の合意なき離脱」となる可能性もあるのだとか。
というわけで、
まだまだ「英ブレグジット問題」の火種が消えたわけではありません。
今回の選挙でスコットランド民族党(EU離脱反対)も大きく議席を増やしており、
スコットランド独立の機運も高まってるんだそうな。
ま、とりあえず、保守党が圧勝したことで、
「大混乱」は避けられましたからね。その点は良かったと思います。
ポンド・・・早く安定して欲しい~。
ではまた!
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