米中は貿易に関する「第1段階」の合意に至り、12月15日に予定されていた第4弾の追加関税は見送られ、さらなる米中の報復関税合戦には一旦歯止めが掛かることとなりました。これで米中の貿易戦争は収まる?第2段階、第3段階の通商合意は?株・ドル円はどう動く?
どもどもasajiroです。
米中通商合意の「第1段階」と言われている合意がなされ、
12月15日に予定されていた
対中関税第4弾の発動が見送られましたねー。
さらに
第3弾の税率も7.5%に引き下げ・・・ということになりました。
市場はこれを好感し、株価上昇か・・・と思いきや
そこまでのインパクトはなく、
むしろ12日の「英総選挙で与党圧勝」の時の方が大きく上昇していますね。
「これで合意なき離脱が回避される」という安堵感が
投資者心理を緩ませたんでしょう。
NYダウをはじめ、日経平均もドル円も大きく上昇しています(ドル高円安)。
しかし
「米中通商合意の第一段階合意」は市場がすでに織り込んでいたのか、
あまり大きな動きはありませんでした。
米中政府それぞれの発表に
結構な食い違いがあったことも影響しているのかもしれません。
→
焦点:合意した米中に重要な食い違い、中国の見解は
中国は本当に合意を履行するのか?
トランプ大統領の必殺ちゃぶ台返しはないか?
という点は確かに気になります。
しかしそれでも・・・
中国株はココ数日で大きく上昇していますねー。
それだけ中国国内では制裁関税緩和への期待が大きいということでしょう。
で、
問題は今後です。
今回の米中通商合意の第一段階は来年1月に調印されるという話ですが、
じゃあ、
「第2段階」「第3段階」・・・という風にトントンと話が進んでいくのかどうか?
もちろん中国側はそれを望んでいるんでしょうけど、
そう簡単な話ではなさそうです。
今回の第1段階の合意も、
「今後中国は、2年間で米国製品・サービスの2000億ドル相当分を購入する」
という
「中国の屈服」に対する見返りであります。
中国側は具体的な金額を発表していませんが、
おそらくアメリカに対する「屈服感」を出したくないのでしょう。
今回ギリギリの中での妥協だったと思われます。
(スマホや玩具関連の関税は何としても避けたかった?)
中国側がさらなる「屈服」に合意すれば、
「第2段階」「第3段階」・・・
ということになるかもしれませんが、
習近平とて、何度も屈服するわけには行きませんからねえ。
時間を稼ぎつつ反撃の手を考えているのではないかと思います。
これは・・・単なる貿易摩擦ではなく、
切った張ったの米中覇権戦争ですからからね。
最近数多く話題に上がる香港デモやウイグル人権問題もその一環です。
そう簡単には行かないと思います。
まあ、とりあえずは・・・
今回の通商合意による
リスクオン局面に入るのではないかと思われます。
英総選挙も終わりましたし、
年末年始は大きなイベントがありませんからねー。
日経平均はもうちょい上がるかな?
ドル円もロングで見ておいた方がいいかも?
あ、年末年始の自動売買は大変危険っすからね。
クリスマス前後からは完全にストップでお願いしまっす。
裁量トレードを行う場合も突発的な値動きには十分ご注意を。
ではまた!
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