FX自動売買におけるリスクヘッジ。シストレにもリスク管理が必要！

◆FX自動売買におけるリスクヘッジ（リスク回避）



システムトレード（自動売買）は「ほったらかし」厳禁です。私も最初は「自動売買なんでほっときゃいいんでしょー」と思っていましたが大きな誤りでしたいや、正確に言うと勝率を上げる為に「ほったらかし」は厳禁！ドローダウンを避ける為に「ほったらかし」は厳禁！です。優秀なEAならほったらかしでもいいかもしれませんが、勝率や利益は確実に減ると思います。

過去にシストレで痛い目にあった方もいるかと思いますが、その場合「ほったらかし」の運用をしてませんでしたか？ソフト自体が粗悪な場合はもうどうしようもありませんけどね。システムトレードは運用する個人のスキルで勝ち負けが決まると思う位でちょうどいいと思います。そのスキルとは・・・ずばり！


「リスク管理能力」です！未来の利益より未来の損失を重視しましょう。


とは言っても難しいことはありません。「危険なポジションを持たない」「危険なポジションを決済する」基本的にはこの2点を押さえるだけです。まずはこのスキルを磨いていきましょう


①重要指標発表時にポジションを持たない。
②出来るだけ、週をまたいでポジションを持たない。
③時間を決めて決済してしまう。
④状況に合わせて自分で損切り。
⑤損切り出来ない人は、ストップを入れる。
⑥損切り出来ない人は、両建てをする。


①重要指標発表時にポジションを持たない。
どんなに優秀なEAも相場の大変動を想定して製作されていません。当然です。そんなもんを想定したロジックを組めば平常時に勝てなくなってしまいます。そんなわけで、予め相場が大きく動く時が判っている時は、ポジションを持たないことが理想です。これはスキャル派・デイトレ派の裁量トレーダーの鉄則でもあります。

相場が大きく動くのが予め分かる時、つまり「重要指標発表時」です。便利なもので、いつ・どこで・どのような・どの程度重要な指標が発表されるのかFXのカレンダー（私はフォーランドフォレックスのカレンダーをいつも見てます）に書いてあります。ということは・・・「その指標に合わせて12時間前・24時間前からEAの運用をストップさせる」「未決済のポジションがあれば決済してしまう。もしくは両建てを入れる」などの処置をすればOK。何しろ事前に相場が大きく動くことが判ってるから簡単な話です。簡単ですが確実に実行しましょう。


②出来るだけ週をまたいでポジションを持たない。
土日の休み明けや連休明けは、重要指標発表時と同じと思っていいです。動かない時は全く動きませんが、動く時はまさしく瞬間移動。50pips位はビヨーンと簡単に飛びます。そして、トレンドが急に変わったりしますので、本当に要注意です。「だらだら上昇」で安心してたら「ドッスン急落」なんてザラです。金曜日のトレンドを見て絶対安心しないこと！週末は重要指標と同じ扱いをしましょう！つまり、EAのロジックによっては「金曜日は運用しない」というのも一つの手です（週4日運用のススメ）。


③時間を決めて決済してしまう。
これはEAのロジックにもよりますが・・・特にスキャル系のEAに有効な手段だと思います。例えばあなたの寝る時間が0時だとしたら、0時になったら有無を言わさずポジションを決済してしまうのです。もちろんFXのトレードはタイミングが全て。時間を決めてポジションを決済してしまうというのは乱暴極まりない話ですが、リスク管理の面から見ればとても安全・安心です。

要は「1日で利確出来なかったポジションは損失が大きくなる前に決済する」という考え方です。特に、利益幅の狭いコツコツドカン型のEAはリミット幅が狭いのでエントリーしてすぐに利確するのが常です。1日経っても利確が出来ないとなると、リミットからドンドン離れて浮遊する可能性が高いです。最悪のドローダウンを避ける為に、リセットする基準を設けるのもいいかと思います。その基準は各々で決めていいと思います。


④状況に合わせて自分で損切り。
EAを運用する上で最も怖いのはドローダウンです。これはロジックによって違いますが、ストップ値が予め設定されているものとされてないものがあります。できれば、ちゃんとストップ値が設定されているEAを選びたいですね。「最悪ココまで来たら損切り」というのが判っているのと判っていないのとでは対応の仕方が全く変わるからです。

ストップ値がちゃんと設定されているEAであっても、ストップ値までぼんやり見ていることはありません。「やばいなあ・・・」と思った時点でスパーッ！っと損切りしちゃいましょう。やる時はスパッとです。

そりゃ値は戻ってくるかもしれません。でも戻らないかもしれません。リスクヘッジはそれ以上のリスクを負わないことです。戻ってくるかもしれない・・・という根拠のない希望はリスク以外の何モノでもありません。損切りした分はまた新たに稼いでもらえばいいんですよ


⑤損切り出来ない人は、ストップを入れる。
「スパッと損切りしろ！」とは言っても、自らの手で膨らんだ損失を確定させるのは非常にツライ作業です。並大抵の精神力では決断出来ません。身をもって経験したので重々分かります。クリックしようとする度に「ああ。でも戻ったらどうしよう」とか「せっかく稼いだ2週間分がパーかよ！」とか思っちゃうんです。良くわかります。そして「えーい、一晩だけ様子を見よう！」と損切りを保留するわけです。

こういう人（私の事です）は、永遠に保留を続けます。行き着く先はドローダウンです。間違いありません。どうしてもスパッと損切りが出来ない人は、EAの運用を止めて、手動で「ストップ値」を入れましょう。損切りは出来なくても「ストップ」を入れるのは簡単ですから。これがおかしな話ですが本当なんです。

どうしてだと思います？

「そこに希望があるから」です。「今から反転して値が戻るかもしれない」という希望を持ちつつ「一応ストップを入れる」という格好になれば、簡単に決断できるんです。そしてストップに刺さる形で決済されれば、心が痛むこともありません！損切り出来ない人には、オススメの方法です！※もちろん、本当に反転することは稀です。すぐに損切りした方がお得ですよｗ


⑥損切り出来ない人は、両建てをする。
「両建て」とは・・・同じ通貨ペアで「買い」と「売り」を同時にいれることです。
つまり損益を「買い」と「売り」が相殺し合うので、「両建て」を入れた時点で相場が上昇しようが下降しようが損益が動くことはありません。つまり「両建て」を入れると、その時点でのマイナスが確定し、損切りと同じ効果を発揮します。でもスプレッド分は損になるので、やっぱりスパッと損切りするのが一番いいですね。

★「両建て」についてのリスク管理は後日まとめます。これは難しいけど・・・面白いリスク管理法です。オススメはしませんけど、参考にはなると思いますよ



◆FX自動売買のリスクヘッジについてまとめ。
EAを運用しているとわかってきますが、EAのロジックは完璧ではありません。どんなEAにもデメリットがあり、弱みがあります。なので、「このEAはメリットだらけで非の打ち所がない！絶対にプラスを出す！」なんて紹介されているEAは逆に信用なりません。「こういうケースは危険ですので、EAの運用を止めて下さい！損切りをして下さい」という紹介がされているEAの方が信頼できると思います。

大事なのはEAの性質を理解して、デメリットを埋めてあげるように運用してあげることだと思います。
裁量トレードで勝つのは至難の業ですが、システムトレードで勝つのは本当に簡単です。
寝ている間に、外出している間に、仕事をしている間に、ポンポンと利確してくれます。
今現在私が運用している「EasySniperの1分足」や「ドル円5分足逆張り君」はまさにそんな感じのEAです。（運用実績については目次より最新の検証結果をご覧下さい！）


ただ、リスク管理だけ、してあげればいい。


時間のないサラリーマンの方や裁量トレードで勝てない方は、
是非一度システムトレードを試してもらいたいなあ～と思います。



＞＞＞次のページ（SkyCruise（スカイクルーズ）のレビュー・体験記。）

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◆当ブログで紹介しているEAは「ゲムトレード」に登録することで使えるようになります。登録方法はこちら。



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【ゲムトレードの特徴】
①60種類以上のEA（FX自動売買ソフト）が無料・無制限に使える。
②口座運用資金として2000ドル必要。※500ドルでも可（その場合1pips手数料が発生します）
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④ユーザーにもEAプロバイダーにも公平・安心なシステム。



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