2011年9月米雇用統計について

◆2011年10月7日雇用統計の発表



毎月第１週の金曜日は、ビッグイベント米雇用統計の発表です。

10/7(金)21：30発表となりますので・・・
保有しているポジションは決済！運用しているEAはストップ！して発表に備えましょう。

さてさて、9月のアメリカ雇用統計の結果が発表されますが、今回はどんなカンジなのか？
マネーパートナーズのメルマガで親切に教えてくれてるので、そのまま引用します。


◆雇用統計とは？
米雇用統計では、失業率とNFP（非農業部門雇用者数：nonfarm payrollsの略）を中心として、製造業就業者数・小売業就業者数・週労働時間・賃金インフレの状態を示す平均時給など10数項目が発表されます。毎月のことですが、レートがドッカンと乱高下します。先月はあんまり動きませんでしたけどね。破壊力抜群の経済指標です。


・・・ちなみに今回の「9月米雇用統計」の予想はこんなカンジ。
◎非農業部門雇用者数：＋6万人（前回：0万人）
◎民間部門雇用者数：＋9.1万人（前回1.7万人）
◎失業率：9.1％（前回：9.1％）


★これは先月の雇用統計発表時のドル円のチャート。


先月は、典型的な指標発表時の「行って来い」になってますね。ドル円に関しては、もうずっと見慣れた76.00～77.20位をレンジしてますが、この上下には多くのストップが控えてると思われ・・・仮に突き抜けるとストップを巻き込んで大きなトレンドになる可能性もあります。レンジを抜けきらないと激しい抵抗にあって「行って来い」になるでしょうけどね。


★これは先月と先々月の雇用統計発表後の騰落幅


しかし、予想通りでも予想が外れても、大きく相場に影響を与えちゃうんですね～
一応どんな予想になっているのかザックリと見てみましょう。以下フォーランドフォレックスのコラムより。

◎今回米雇用統計の市場予想（抜粋）
9月米雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比+5.9万人と、米景況感の大幅悪化と共に予想外に失速した前回8月の同±0.0万人からは改善すると予想されているものの、雇用増の多くを米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズのストライキ終息に伴う職場復帰という特殊要因が占めるなど、この一時的要因を除く9月の雇用情勢は、欧州債務問題の深刻化や米景気減速、株価の大幅下落等を背景とした先行き不透明感から、企業の新規採用意欲が低下しているため、8月同様に総じて低調な内容になると見られています。一方、失業率は引き続き高止まりしやすい環境が継続する中、3ヶ月連続の横ばいとなる9.1％が予想されています。

◎うーん。で、結局どうなるの？
非農業部門雇用者数が予想以上に増加→ドル買い。悪化した場合→ドル売り。これが基本となります。しかし、事はそう単純ではなく・・・株式市場の値動きにもよりますし、欧州債務問題も含めて、現在リスク回避通貨となっているドルがどのような動きをするのかさっぱりわかりません。

要は・・・どっちに転ぶか専門家でもサッパリ分からないってことですね
さらに、先月のように急上昇して急降下なんてこともあるので要注意です。

世の中には、こういった重要指標発表だけを狙ってトレードする人達もいるのだとか・・・
あと、以前にもちょっと述べましたが、「両建て」をやってる人はちょっと楽しみかもしれませんね。

というわけで、一般トレーダーはイベントとして雇用統計発表時のチャートを眺めて楽しみましょう！
絶対手を出しちゃダメですよ


★後記。今回の雇用統計の結果（ドル円）

下にちょっと振れた後30pips程急上昇。「行って来い」で戻った後は、激しく上下を繰り返しながら上昇・・・といったカンジでした。ユーロ円は80pips程上昇した後、M字のトリプルトップを形成して激しく下落しました。



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