イタリア総選挙の結果は、ユーロ不安の再燃を意識させるものとなりました。
結果、ユーロは暴落、リスク回避の円買いとなり・・・
株価も下落、興奮状態の投資家に冷水を浴びせる結果となりました。
こんにちは!ブログ管理人のasajiroです。
昨日は、確定申告に行ってきました~。
色々と大変でしたけど、勉強になって面白かったです。
あとは税務署からチェックが入らないのを祈るのみ(笑)。
さて、昨日「
イタリア総選挙と自動売買のドローダウン」について書きましたが、
せっかくですので、簡単に「イタリアの政情」を理解しておこうかなと思います。
まず、今回の選挙は
「緊縮vs反緊縮」という構図だったようです。
緊縮=「財政支出を減らして、国の赤字を減らす」
反緊縮=「積極的に景気対策等をして、国の収入を増やす」
簡単に言うと、こんなカンジ。
図で見ると・・・中道左派・中道連合が緊縮、中道右派・5つ星運動が反緊縮です。
下院では「緊縮派」が過半数ですが・・・、上院では「反緊縮派」の方が多いのが見て取れますね。
今、欧州では緊縮路線を取る国が多く、当然そのためには血を流す必要があるわけです。
無駄な支出を極限まで減らすわけですから、
無駄な人件費も、無駄な公共事業も、無駄な経費も、無駄な箱物も、全部カットなわけ。
当然仕事がなくなる人も数多く出るし、今まで甘い汁を吸ってた人達が困るわけです。
逆に、反緊縮路線は積極的に景気を良くすることで税収を上げ、
国民の生活も良くして行こうという路線。
それが出来ないから「緊縮路線」を取ってるんでないの?
と思ってしまいますが、
実際に「緊縮路線」で職を失い、新たな職も見つからず、また増税に次ぐ増税で、
食うや食わずで「昔の方が良かった」と、そう思ってしまうのも分かる気がします。
で、今回の選挙で・・・
その「反緊縮」を掲げるベルルスコーニ前首相が率いる「中道右派連合」が大躍進。
スキャンダルまみれの前首相が、緊縮策に苦しむ大衆の心を鷲掴みにしちゃったわけです。
世界有数の資産家。ベルルスコーニ氏の失言・放言は数多い。調べてみると面白いですよ(笑)。
そんなわけで、「せっかく緊縮路線で来たのにまた元に戻るのか?」
という・・・投資家の中の欧州危機意識が再燃しちゃったわけです。
結果、リスクオフに。
ユーロの下落と共に、円やドルが買われたわけです(特に円)。
これが為替が大きく動いた原因だったわけですね~。
なんかスッキリしました。
というわけで・・・今後のイタリアに要注目です。
連立次第では、ベルルスコーニ氏が返り咲きってこともあるのかな?
しかし・・・「緊縮路線」=民主党、「反緊縮路線」=自民党って当てはめると、
今の日本も同じようなカンジですね。
結局、政治主導の緊縮路線は官僚の猛反撃にあって頓挫してしまいました。
今は「天下り」とか「無駄な支出」とか話題にも上がりませんよね。
さて、どうなりますやら。
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【asajiro今日の相場眼】
・ユーロドル
イタリア総選挙後の下げも一服して、ショートカバーがあるかな?
と思いましたがほとんどなく・・・まだ多くの人がショート目線なのでしょうね~。
しかしThvシステムの4時間足ではダイバージェンスが出現し、反転の香りが漂ってます。
戻りを待ってから、ショートを入れたいところです。
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2013-02-27 15:14
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