中国で「シャドーバンキングのデフォルト容認」発言が出ました。
これは投資家に投資リスクを促すもので・・・言い換えれば「責任は自分で取れ!」ということです。
2014年、2015年で全体の66%が償還を迎えると言われる中・・・果たしてXデーはいつなのでしょうか?
こんにちは!ブログ管理人asajiroです。
現在、ウクライナ情勢が緊迫している所ですが、
(住民投票は行われるのでしょうか・・・)
(何が正しいか、私達に判断することは出来ません・・・)
このウクライナ問題を静観しつつ、
注意深くなりゆきを見守ってる国があります。
そう。中国です。
日本に対しては「軍国主義復活」「右傾化」だのと
しつこくしつこく言ってくる彼らですが(いい加減頭に来るのですが)、
ロシアの力による軍事介入に関してはな~~~~~んにもいいませんね。
プーチンが怖いのでしょうか?
まあ、ロシアと中国はツーカーですし、
基本的に中国は世界秩序なんてものはどーでもよいわけですから、
利害関係が及ばない地域のことなど眼中にないのでしょう。
しかし・・・
中国は見てるのです。
「武力による侵略」に対して欧米がどのような対応をするのかを。
中国こそ「力による現状変更」「侵略覇権主義」を掲げる国ですから、
尖閣や南シナ海をどうやって分捕ろうかと考えている国ですから、
今回のウクライナ問題は重要な「モデルケース」として注視してると思います。
「まず中国人をどんどん送り込めー!」
「そして『中国人の保護』を目的と言い張って軍を動かせばいい」
「実効支配してしまえばこっちのもの」
「最後は住民投票を行って独立させればいい」
なんてね。
冗談みたいに聞こえますが、
沖縄はまさにこういった状況に晒されているのですよ。
え?沖縄県知事って帰化人???
6分ちょっとですので是非ご覧下さい。
↓
沖縄から米軍基地が無くなったらどうなるのか?
よく考えた方がいいと思います。
・・・
経済の綻びが出始めた中国。
古今東西、戦争の原因は決まって「経済」。
「富」を得るため、そして「富」を守るために戦争が起きるのです。
さて、その中国の綻びですが・・・
先週末、500円近く日経平均が下落。
ドル円も101円前半まで急落しました。
株を売って、リスク回避資産の円や金を買う流れとなっています。
原因は大きく3つ。
・ウクライナ情勢
・欧州経済のデフレ懸念
・中国のシャドーバンキングデフォルト懸念
アメリカのケリー国務長官がロシアへの制裁発動を示唆。
これがまず米株価の下落を呼び・・・株安は日本や欧州にも飛び火。
それからユーロ圏の消費者物価指数の上昇率は5ヶ月連続で1%以下。
ECBによる金利引き下げの噂もあり・・・
欧州不安がいつ再燃してもおかしくない状況です。
さらに!
中国の李克強首相が、
「(シャドーバンキングについて)
個別状況は避けられない」
と
発言したことで一気にリスク回避の流れが加速した模様です。
(
シャドーバンキングのデフォルト問題に関してはこちら)
これは実質
「債務不履行(デフォルト)容認発言」でありまして、
今後デフォルトが起きても国で面倒見るかは分かりませーん!という意味です。
シャドーバンキングの規模は一説によると300兆円を超えていると言われてますが、
このグラフだと1.8兆ドル(約180兆円)。
そのうち66%は今年2014年、2015年に満期を迎え支払いを行わなければならないそうな。
このグラフを見れば分かる通り、2014年後半から一気に償還額が増えます。
「2年で利率12%アルよー」とか「6ヶ月で5%アルよー」とか言って集めた大金を
利息付けて返さないといけないわけです。
私達の常識からすると、そんな利息の信託商品は怪しさ満点なわけですが、
今までは「不動産の高騰」や「官主導の開発事業」や「高度経済成長」を背景に成り立ってたわけです。
しかし、景気の後退、環境問題、汚職問題、不動産バブルなどがあって
中国経済も行き詰まってきたんだなー。
で、すでに、パンクした信託商品も沢山あるようなのですが、
金融市場の混乱を避けるために
国が救済措置をしていたわけです。
これで「投資家」は助けられてたわけですが、
この人の
「もう知らんわ!」発言に、
「中国やべえ!」と世界中の投資家達が反応したわけですね。
■今年に入ってからのシャドーバンキング関連の動き。
・2014年1月、山西省の石炭会社が経営難で返済不能に。
政府の救済によって元本が保証され決着。
・2014年2月、山西省の石炭加工会社へ投資した理財商品がパンク。まだ未解決。
・2014年2月、中国建設銀行の信託商品がパンク。未解決。
・2014年2月23日、G20で初めてシャドーバンキングへの対応が明記。
・2014年3月7日、上海の太陽光パネルメーカーの社債利子が返済不能に。
・2014年3月13日、李首相が「デフォルト避けられない」発言。
問題は全てが
「氷山の一角」であって、
実際どれくらいの規模でパンクするか分からないってことです。
中国政府も「このまま救済し続けるのは無理!」と判断したのでしょうね。
もうダメぽ!
・・・
中国経済は、我ら日本経済はもちろんアメリカ経済とも密接に繋がっています。
何とか乗り越えて欲しいと思いますが、
中国共産党のやり方は「問題を先送り」にしてるだけです。
近い将来・・・必ず芋づる式に破裂します。
では、
シャドーバンキングの一斉デフォルトはいつ起こるか?
早ければ2014年夏~秋、遅くても2015年中には起きると言われています。
(中国政府の対応次第でしょう・・・起きなければいいのですが)
チャイナバブルが破裂したらリーマンショックの比じゃありません。
いずれにせよ、私達にはどうしようもないので、
「もし、チャイナバブル崩壊が起きたらどうするべきか?」
というシミュレーションをしておくといいと思います。
まず間違いなく
リスク回避の円買い・株売りになるので、
「ボラの高い通貨でショートを入れる」(3~6ヶ月は下がり続ける)
「下がりきった所でロングを入れる」(下がりきるのに3~6ヶ月掛かる)
とまあ、3~6ヶ月ってのはリーマンショックの時の話ですし、
ドル円は4年ほど下がり続けましたので一概には言えませんが、
「チャイナバブルが弾けたらとりあえずショート」というのは、
かなり勝率の高いギャンブルだと言えます。
実際その場になった時に行動出来るかどうかは・・・自分次第です。
その時になってパニックにならないように、もしもの時を必ず想定しておきましょう。
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2014-03-15 16:01
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