原油価格の急落により、資源国の通貨が軒並み下落！
ロシアは為替介入を行ったようですが・・・支えられるか？
こんにちは！ブログ管理人のasajiroです。
原油価格の急落が大きく取り上げられてますね。
なんと・・・
1バレル56ドルまで下落してます。
11月末に記事にした時には・・・1バレル76ドルでしたので、
あれからさらに20ドルも下落したわけです。
最近ガソリン価格が安くなってますが・・・
（ウチの近所は140円台です）
市場価格に反映されるにはタイムラグがありますので、
来年はもっと安くなりますよ。
運送業や漁業、油を使う工場なんかはかなりの追い風でしょうね～。
しかし、この原油価格の下落は、
原油や天然ガス・天然資源を輸出することで成り立ってる
資源国家に大打撃を与えています。
その中でも特に打撃を受けてるのが・・・
ロシア！
ロシアの通貨ルーブルはウクライナ問題で制裁を受けてから、
（そういえば、マレーシア機撃墜の真偽はどうなったんだ・・・）
ジワジワとルーブル安になってたのですが・・・
この原油安の煽りで、
半端ないルーブル安となってるのです。
12月の頭、1ドルあたり50ルーブルくらいだったのですが、
今週明けに急上昇して60ルーブルを突破・・・！
したかと思いきや、48ルーブルまで下落！
したかと思いきや、なんと80ルーブルまで上昇！
（一日にして3200pips！）
そこから戻ってきて、現在は60ルーブル前後を推移しています。
ここ数ヶ月のチャートを見れば、
今回の変動がどんだけ凄まじいかが分かりますよ。
何かが・・・ぶっ壊れたようなチャートです。
この変動の裏には、
ロシア中銀の緊急
利上げ（10.5％→17.0％）と
ロシア政府による外貨（ドル）売り・・・つまり、
為替介入であります。
→
ロシア、通貨防衛でさらに700億ドルの外貨準備活用へ
これは単なるチャートの上げ下げではなく、
金融世界を舞台にした
国際戦争でありまして、
ロシアは自国通貨を守るため、
ロシアの資産を守るために、
なりふり構わぬ政策を取ると思われます。
→
ロシアの富豪20人、2日で1.2兆円失う。ルーブルも株も急落
そりゃ、クマにも乗りますよ。
うーむ・・・
ということは、
ルーブルを今買っておけば・・・？
・・・
・・・
と書いてたら、MyFXMarketsからこんなメールが来ました。
ルーブルの取り扱い停止。
ブローカーにとっても、デンジャラスなんですねー。
まあ、しかしこれから資源国の通貨がどうなるのか？
原油価格の下落はどこまで行くのか？
興味津々です。
しかし・・・ロシアの天然ガス輸出を封じ、
ドルが十分高くなってから、
シェールガスの輸出。
という青写真を描いているアメリカの思惑通りに進んでいる感じがします。
欧州も日本も米国産シェールガスを買わされることになることでしょう。
こりゃ来年もドル高トレンドが続くんじゃないかなー。
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2014-12-18 18:31
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