FRBが開発したLMCI(労働市場情勢指数)はマイナス・・・つまり、雇用統計の数字が良くても、アメリカの労働市場の情勢は芳しくないということです。労働市場が芳しくないということは、景気後退(リセッション)もあり得る?この状況でFRBが利上げに踏み切ることが出来るのか?12月の利上げはどうなのか?
こんにちは!ブログ管理人の浅次郎です。
今日は
LMCIという経済指標についてお勉強です。
私も知らなかったのですが、
毎週ガン見している為替レポートに勃起・・・じゃなかった特記してあったのですよ。
「あまり注目されてないけど、結構重要な指標」
らしいです。
というわけで、一緒にお勉強しましょう。
「浅次郎さん、LMCIってなんですか?」
はい。
米FRBが第二月曜日(もしくは火曜)に発表する
「労働市場情勢指数」のことであります。
「第二月曜日?」
と思った方は勘がいい!
そう・・・毎月「第一金曜日」に発表されるのが米雇用統計。
その翌週頭に発表されるのがこのLMCI。
つまり、雇用統計の結果を踏まえつつ・・・
FRBが算出した労働指数なのです。
で、この指数が何を表しているかというと、
雇用者数や失業率の数字に加え、
労働参加率
パートタイマー数
臨時雇用者数
平均勤務時間
週平均労働時間
平均時給
求人指数
求人倍率
失業保険者率
離職率
採用計画
等を加味した数値なのです。
→
詳しくはこちら
最近の雇用統計では、
「数値はいいのにドル安で反応」(あるいはその逆)
なんてのは日常茶飯事。
もちろん、これには「利上げ観測」や「市場の思惑」を含め複雑な要因が絡んでの話ですが、その中に「平均時給」や「労働参加率」や「求人倍率」といった数値が影響しているのも事実。
つまり、「雇用者数」や「失業率」だけではなく、
トータルで「労働市場」をジャッジする必要があるってこと。
それらをトータルした指数が、LMCI(労働市場情勢指数)であります。
見方は簡単で、数値が
マイナスなら悪化。
プラスなら改善。
5を超えると利上げの可能性が高まる・・・とありますね。
そして
マイナスが続くと「リセッション入り(景気後退)」となる傾向になるそうです。
で、今年のLMCIはどうなの?
2016年1月 -1.0
2016年2月 -1.8
2016年3月 -2.6
2016年4月 -3.1
2016年5月 -3.7
2016年6月 -0.1
2016年7月 +1.3
2016年8月 -0.7
※ガン見しているレポートから抜粋。
7月以外、全部マイナスやんけ!
雇用統計の数字から、
順調に雇用改善が進んでいると思ってましたが・・・
LMCIはず~~~っとマイナスだった!
という事実が発覚。
例えるなら、
うちの息子は優等生である!
と思い込んでいたら、
実は下着ドロ常習犯だった!
という事実が発覚してショック死しそうな感じか(これ、どんなゲームだ!)。
んで、
6月、7月で改善の兆しが見えてきたと思ったら・・・
8月でまたマイナス。
この指数はFRBが開発した指数。
当然利上げの判断にも大きく影響するはず。
この状況で「9月利上げ」ある?
いや、ねーだろ!
9月20日~21日に行われるFOMC。
「9月利上げ」があるのかどうかに注目が集まってますが、
私は「利上げしない」と予想しています。
12月利上げも怪しいもんじゃないかと・・・。
(11月は大統領選があるので、利上げはない)
で、市場も「利上げなし」の方向を織り込んでますが、
(現在利上げ確率は20%前後なんだそうな)
やっぱり「利上げスルー」となると、
ドル安円高
に動くのではないかと。
今ドル円で強烈なトレンドラインはこれ。
このラインに触れた所でショート発動したいずらあんちゃん。
というわけで、ラインのチョイ下に指しショートを入れて置こうと思います。
(もちろんストップは激浅で)
個人的には・・・
日本の経済を考えると円安に動いて欲しいですが、
まだまだ円高ドル安トレンドは終わらないんじゃないかなー・・・。
ま、参考まで。
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2016-09-14 12:26
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