2020年3月6日、2020年2月の米雇用統計が発表されました・・・が、この週末～週明けに掛けて雇用統計よりはるかに甚大な影響を与えたのがコロナウイルスの世界拡大。日経平均・NYダウが軒並み急落。ドル円も急落。原油価格も急落・・・リスクオフの流れが急拡大しています。
どもども。asajiroです。
1ヵ月前までは
「中国の話」だったコロナウイルスですが、
あっという間に世界中に拡散し、
急速にリスク回避の流れが進んでいます。
今週明け・・・
NYダウはなんと
2000ドル超の下落。
そもそもがバブル気味でありましたが・・・それにしても1日で2000ドルの下落は衝撃的。
日経平均も20000円割れ。
月曜日に20,000円を割ったかと思いきや・・・今日（火曜日）には19,000円を割る動き。現在は多少回復してますが・・・つい1か月前までは24,000円の水準でしたからねー。もの凄いウリ圧力。
原油価格も急落。
一時30ドルを割るところまで急落。年初の半値ほどになってますねー。これはココ10年でほぼ底値です。原油を買うなら今？？？
まるで・・・
戦争が起きたか〇〇ショックが起きたかのような値動き。
なぜ、ここまで急激にリスクオフの流れになったのか？
これはコロナウイルスによる「実害」よりも
「先行きが見通せない不安」が大きいからでしょう。
つまり、
「コロナ騒ぎはいつまで続くんだ！」
「2週間経ったけど収まらないじゃん！」
「もしかして年内ずっと続く？」
「東京オリンピックも延期されるかも？」
「潰れる会社が出て来るぞ！」
とみんなが思ってるわけですな。
これが「4～5月には収束する」と分かっているのであれば、
こんなことにはなっていないと思います。
つまりこの流れを止めるのに必要なのは「収束する気配」。
中国本土の感染拡大は止まったかのように見えますからねー。
世界的にも「収束する気配」が見えれば、
投資家も安心してリスクオンに傾くと思われます。
ただ、現時点ではまだ全然それが見えない。
というわけで・・・
まだまだ株安・円高の流れは止まらない？
もう・・・
流行りのインフルエンザと同じ感覚で、
みんなでコロナウイルスに掛かってしまえばいいんじゃないか？
と思ったり思わなかったりしているのは秘密です。
さて、ほとんど意味なかったのですが、
2020年2月の米雇用統計を回顧したいと思います。
【2020年2月米雇用統計】
◎非農業部門雇用者数。予想：＋17.5人→結果：
＋27.3万人
◎民間雇用者数。予想：＋16.0万人→結果：
＋22.8万人
◎失業率。予想：3.6％→結果：
3.5％
おお！めちゃくちゃプラスやんけえ！
だけんどもしかし、チャートはほとんど動かず。
米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
どこが雇用統計？ってレベルでほとんど動きなし。
米雇用統計発表後のドル円のチャート。
こちらもほとんど動きなし。その後の窓＋急落が凄まじ過ぎて大海に揺れる小枝のごとし。
というわけで、
今回も「言われないと分からないレベル」の動き。
予想は「ドル安」でしたが、
結果も何も・・・ほとんど動きがなかったですね。
こんだけプラスになっても動かない・・・
さて、
3月で要注意の経済指標は・・・
・3月12日 ECB政策金利
・3月18日 FOMC
欧州でもコロナウイルスが拡大しており・・・追加緩和が行われるかどうか注目。
それから先日急遽FOMCが行われ、
緊急利下げが発表されたわけですが、
3月18日の会合でさらに利下げが行われる可能性があるんだそうな。
「前倒し」って言っててたから18日のFOMCは行われないのかと思ってたけどー。
しかし利下げをしたとしても・・・
コロナウイルスに対する「先行きの不安」は消えないわけで。
意味がないとは言いませんが、
効果が薄いのは先週の結果を見ても明らかだと思いますねー。
（0.5％の利下げをしたのにNYダウ爆下げ）
さて、我々日本人にとって身近な問題は・・・
ドル円や日経平均がこの後どういう動きをするのか？
という点でしょう。
もしかしたらドル円は100円を割って
95円くらいまで下落しちゃうかも？
とりあえず「コロナウイルス収束の兆し」が見えるまでは
上昇しそうにないので
ショート目線でいいのではないかと思います。
ただ、ここが底という可能性もあるので難しいっすねえ。
参考まで。
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